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霊は生かし文字は殺す
人間は言葉を使って考えることが多いと思うのですが、言葉を使うことのデメリットにはその不自由さに加えて、言葉それ自体によって束縛されること、時に騙されてしまうこともあるというのがあるのではないでしょうか。
もうすぐ先の大戦開始から80年ですが、「この国のかたちを見つめ直す」という本に次のようなことが書かれていました。大戦に先立つ満州の権益の獲得と維持の本当の目的は対ソ戦に向けて優位に立つためだったのに、国民への説明として日本に反抗的な中国を懲らしめるためという理由を考え出し、それを繰り返すうちに次第にそれを信じる人が増え、日中戦争へと向かうことになったと。
このような間違いを少しでも減らしていくためにはどうすればいいでしょう。どのように考えていくようにすればいいでしょう。
「人間は必ずしも自分の間違いに気づいているとは限りません。もし気づいているのなら、地上に戦争は起きないでしょうし、残酷な行為も見られないでしょうし、飢餓に苦しむ人もいないはずです。これほど多くの病気はないでしょうし、一方に飢えている人がいるというのに食べ放題のぜいたくをするということもしないはずです。」
(質問)それを改めるにはどうすればよいのでしょうか。
「あなたやわたし、ここに集える者と霊団の者全員が利己的な物質中心思想が生み出す不平等を撃破して、代わって大霊の恩寵をすべての子等に行き渡らせ、病気やスラム街、不健全なものや貧困、そのほか人間の魂と身体とを拘束するものすべてを何としてもこの地上から駆逐しようと固く決意することです。」
(「シルバーバーチ愛の摂理」76頁)
大霊の子等にとってあらゆる物的多様性や違いは、霊の恵みを受け取る上での障害ではなく、かえって互いにそれを活かし合うことで、大霊の恩寵を幾倍にもして受け取るためのものなのです。