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高橋洋之の起業物語
これは、障害年金を受給しなければならないほど
追いつめられていた男が、「ひとり社長たちの灯台」として立ち上がるまでの物語です。
ある日、静かな部屋で、私は手帳を開いていました。手帳には、個人事業主やひとり社長、中小企業へのコンサルティング予定がぎっしりと書き込まれていました。
しかし、このように多忙な日々を送れるようになるまでには、さまざまな試練と学びがあったのです。
逆境からの決断
かつて私は、うつ病に苦しみ、障害年金を受給しなければならないほど追いつめられていました。体と心を蝕むつらい病状にも負けず、「このまま終わりたくない」という決意を胸に起業を決めたのです。
しかし当初は、収入も事業の進め方も、すべてが未知の世界でした。最初の顧客獲得から資金繰り、経営計画の作成まで、一つひとつ悩みながら乗り越えていきました。
そんな苦しい時期にも、私は試算表の読み方や銀行対策といった経営の基礎を地道に学び続けました。
事業が徐々に軌道に乗るにつれ、中期経営計画策定のノウハウを得た私は、今度はその知識を年商1億円から5億円規模の中小企業に提供しはじめました。気がつくと、私は小さな事業主や中堅企業の「経営参謀」として活動するようになっていったのです。
「稼ぐ力」を伸ばす
しかし、私のコンサルは単に数字を読むだけにとどまりません。
「事業を確かな軌道に乗せるには、経営の基礎知識に加えて、具体的な実習を通じて稼ぐ力を身につける必要がある」
そう考えた私は、“収支シミュレーション”や“お金面での分析”を軸に、クライアントのビジネス全体を整えるサポートを進めました。
たとえば、客単価が3,000円しかなかった状況から、付加価値を加える方法を一緒に考案し、10万円のメニューを新たに創り出すことができました。また、実績がゼロに等しい状態の方でも、私の指導を通じて25万円の高額講座を受注できるようになった事例もあります。
こうした成果を出せたのは、自ら厳しい状況を乗り越えてきた経験と、緻密なお金の分析力によるものでした。
「ひとり社長」の仲間をつなぐ
やがて私は、大きな課題に気づきました。
「なぜ個人事業主やひとり社長に特化した全国組織がないのか」
日本全国で起業する人は増え続けていますが、孤独に戦っている小さな事業主も多いのが実情です。そこで2020年に私は「全国ひとり社長同友会」を結成し、小規模事業者がつながり、互いに学び合い、助け合いながら経営を安定させるためのインフラを整えようと決心しました。
「知恵袋」としての新たな歩み
障害年金を頼らざるを得ないほどどん底にあったところから、自力で這い上がり、お陰様で、いまや経営者に相談される存在となりました。
経営の基礎知識を提供し、
実習形式で稼ぐ力を育て、
お金の流れを可視化してビジネスを整える。
これらを積み重ねて築かれた「負けない経営ノウハウ」が、全国のひとり社長や個人事業主を今日も支えています。
「客単価が数千円しかない」「実績がほとんどない」という状況からでも、私のコンサルによって一気に道が拓かれるケースが続々と生まれています。これからも、個人事業主やひとり社長たちが夢を叶えていくための道しるべとして、私の存在はますます大きくなっていくことでしょう。
――これは、障害年金を受給しなければならないほど追いつめられた男が、
多くの小さな企業を支える「知恵袋」として立ち上がるまでの物語です。
私が見据えるのは、孤独な戦いを続ける個人事業主、中小企業の経営者たちにとって安心できる未来です。