35歳テレビディレクター記①

Amazonでやってる「THEゴールデンコンビ」を昨日観た。
まだ途中までだが、なるはやで最後まで観ないといけないと思っている。
そして改めて、自分がディレクターとして、
このレベルの仕事に到達することは無理だと確信した。
とりあえず、お笑いバラエティはいったん諦めよう。
(本当に諦めるのではなく、一時撤収)
とはいえ、自分の年齢は35歳。
35歳というとディレクターとしては1番脂がのった時期。
演出をやる人だってたくさんいる。
そんな中、自分は演出とはほど遠い、最下層ディレクター。
バラエティ番組を担当したのは深夜15分枠1回。
そして今、レギュラー番組は週1のネット配信番組のみ。
たまにある特番で何とか食いつないでいるザマだ。
最近、バラエティへの再起をかけ、
元お笑い芸人のYouTubeチャンネルでディレクターをしたが失敗。
その元お笑い芸人には、「おもしろくない」「能力低い」と何度も言われ、
挙げ句の果てには編集の使いどころまでダメ出しされた。
ディレクターとして、こんなに屈辱的なことはない。
売れないお笑い芸人でこのありさま。
今の自分では芸人さんと対等にわたりあえることはないのだろう。
バラエティとか言う以前に、ディレクターとして、
ほぼつんでいるのである。
とはいえ、人生はまだ続く。
大学を卒業して、この仕事しかやったことない自分が
他の職業に転職することは極めて難しいし、やりたい仕事もない。
現在、1週間仕事が何もない状態にあるので、
家の掃除をしながら、今後の方針について考えたので、
ここでも記しておこうと思う。

まず第一に死にかけではあるが、まだディレクターはやりたい。
なので、ディレクターをする上で今後やっていくことを考えた。
大きくは以下の2点である。

①「無名の芸人とバラエティのYouTubeチャンネルをつくる」
まだ世に出ていない芸人さんの中から自分が発掘し、その人をバズらせる。
自分が「THEゴールデンコンビ」のようなレベルの仕事に辿り着くには、
これしか方法はない気がする。
今後、バラエティ番組の仕事をするチャンスがあるなら、
もちろんやっていく。(そのための準備はしておく)
しかし、実績を残せていない自分にテレビのバラエティ番組から
オファーが来ることはほぼない。
仮にあって、何回かやれたとしても、
その場の出演者と自分が対等に仕事をすることはできないだろう。
結局は「現場のディレクター」。
可能性は限りなくゼロに近いが、演出的な立場で仕事するなら、
まだ世に出てない人と共に成長していき、
将来仕事をしてもらえる信頼関係を築くしかない。

②今ある仕事のクオリティーを上げる
あたり前だが、目の前の仕事で最高の結果を残すこと。
幸いまだ、定期的に仕事をくれる相手はいる。
信頼を得て新たな仕事をもらうのはフリーランスの基本中の基本。
そのための準備を今まで以上に力を入れてやっていく。

改めて見ると、結局やって当たり前のことができていない。
大きな目標にはそれ相応の努力がいる。
なので、まず当たり前のことをやる。(その意味で記事のタイトルも変更)
もちろん、それでは上に行けない。
より大きな目標にしたいなら努力の量を増やす。
『努力の量を増やせたら目標も書き換える』
この原則にのっとって、今後仕事をしていこうと思う。

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