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走りながら考えよう

記憶だと2015年からでしょか、社外から人材を招聘し業務改革のプロジェクトがスタートとしたのは…。最初そのプロジェクトリーダーは自ら支社、支店へ出向き末端の社員までヒアリングを行うことから始めていました。

そして、準備期間を経た2017年12月にCRM(顧客管理ソフト)として、Salesforceの新バージョン( Lightning)を導入して、業務改革による新しい仕事の進め方がスタートしました。

ここで一気に業務を変革したことによる混乱のリスクを考慮して、改革フェイズを1~3に分けつつも、「前例のない短期間での業務改革」という触れ込みでスタートし、順次フェイズ変更していったのが今思い起こすと昨日のようです。

後日プロジェクトリーダーから聞きましたが、「普通は少なからず抵抗もあり、最悪の場合業務がストップしてしまうこともある。けれど当社はないね」と。数多くの会社を渡り歩てきたプロジェクトリーダーさすがです!

様々シーンで批判的なコメントも少なからず耳に入りましたが、おおむね当社社員の順応レベルが高いのか、旧態依然の上から言われた事は行うという企業文化(ある種の洗脳)からなのか、はたまた思考停止している人が多いのか…なんとか業務を停止させずに改革は最後のフェーズまで終えることができました。

その様な当社における業務改革でしたが、私が今でも記憶に残っている「言葉」はプロジェクトリーダーが言った

「走りながら考えよう」

今まで自分や組織的にも、いかにして事前に完璧なプランを作り、摺り合わせをやっていくかという視点で考えてきた私にとっては、とても衝撃的なメッセージ且つ頭をハンマーで殴られた感じです。他の会社の人からは「何を今更」と思われるかもしれませんが、当社さらに自分にとってはその当時それが当たり前ではなかったのです。

カッコ良くいえばまさに「パラダイムシフト」、今風だと「アジャイル開発」的な進め方でしょうね。とても良い時期にとても良い経験をさせてもらったと思います。数年遅かったらと考えると今は「ぞっ」とします。


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