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【一幅のペナント物語#19】国内唯一のバリアフリー鍾乳洞
◉関ヶ原といえば言わずと知れた天下分け目の合戦地として、小学生でも知っている場所。それだけにそれ以外のスポットに人々の注目が集まりにくいという悩みは無いのだろうか? 僕も「ウォーランド」くらいしか観に行った記憶が無いのだが、こんな観光地もあるのだとペナントが教えてくれた。関ヶ原町の指定文化財で天然記念物にもなっている「関ケ原鍾乳洞(岩倉山鍾乳洞)」である。
◉ペナントは暗い洞窟をイメージしてか黒い生地をベースに、白い主線で複雑な洞内の様子が描かれ、鍾乳石をイメージさせる金色の他、緑や赤、ピンクで着色が重ねられている。いろいろ情報を探って、この光景が洞窟内のどこを描写しているのか特定しようとしたものの、残念ながらそれは叶わなかった。「玉華殿」「巨人の足」「昇竜の間」等が見所に良く挙げられているのだが、そのどれでもなさそうだ。なんとなく鍾乳洞のイメージを絵にしただけなのか・・・。
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(出典:「<観光>鍾乳洞へ行こう」 http://www.go-cave.com/chubu/sekigahara.html)
◉ペナント右の先端部には鍾乳洞出口にある「玉倉部の清水」に立つ石碑が描かれている。ここは別名「日本武尊居寤清水/寝覚めの水」とも言われていて、ヤマトタケルが伊吹山の荒神を退治しようとするも、荒神がもたらした大氷雨で返り討ちに合い、その際にこの清水を飲むことでダメージ回復したと言われている湧水だとか。
◉両サイドのイラストに挟まれて、中央には「鍾乳洞」の文字がドドン!と赤く、黒をバックに鮮烈に描かれていて「関ヶ原」の文字はかなり控えめ。場所以上に鍾乳洞であることが強く主張されている。この主張のバランスはこれで正しいのかどうか、僕にはジャッジできないけれど、白いシャドーをまとった"乳"の文字って、なかなかのインパクトだな・・・と再認識する次第。
◉この鍾乳洞「日本で唯一、車椅子でも行ける鍾乳洞」でもあるらしく、まあ、その分、通路ががっつり舗装されているわけだけど、バリアフリー鍾乳洞、あってもいいんじゃない? と思う。