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【秘密きち探訪】ドルゲ本部にお邪魔しました!

僕の愛蔵書『オール写真図解版/変身図鑑』(1972年(昭和47年)朝日ソノラマ刊)を片手に、とっても楽しいワルモノたちの秘密基地を一緒に訪ねてみましょう。


ドルゲ本部の全体図

◉点呼室

地上から秘密の通路を下っていくと、まずは点呼室へ。バロム1との戦いを終えて帰ってきたら、ここで生存確認です。だいたい人数が減っていることが多いそうです。

時には誰一人戻ってこないことも

◉本部中枢部

点呼室からアントマン(一般戦闘員)たちの寝室を挟んで、この基地の中枢部にあたるドルゲ・ルームがあります。天井も高く、主の威厳を示す空間になっていますね。戦闘員たちは主のドルゲ様からの指令をここで受けるそうです。部屋一面を覆っている毛は、いざという時は周囲の岩盤を溶かして基地全体を地中移動させてくれるのだそうです。凄いですねえ。気色悪いですけど。

作戦司令室や待機室にはちゃんと椅子が用意されていて、
戦闘員たちが無駄に体力を消耗しないよう配慮されているんですね

◉戦闘訓練室と武器弾薬庫

待機室の先には戦いに備えて、出陣直前までしっかり訓練ができる部屋と、戦いに必要な武器、弾薬などの保管庫があります。もちろん、ここは火気厳禁エリアです。

訓練室ではさすがにダイナマイトを爆発させたりはしないそうです

◉ドルゲマン改造室・再生室

本部の中央を貫いているエレベーターで下へ移動してみましょう。ここはドルゲマン、いわゆるドルゲ魔人たちがパワーアップしたり、様々な処置を受ける最新の設備が整っています。生活に必要な水を、地下水脈から吸い上げる装置もバッチリ備えています。

ドルゲマンやアントマンたちも食事や排せつのために水は欠かせません。
東京都の水道よりも美味しいと評判の地下水です

再生室の真上には死んだドルゲ魔人たちを集めておくスペースも作られていて、必要に応じて使えそうなドルゲ魔人を再生室に運んで処置をするのだとか。ドルゲでも、SDGsへの取り組みがしっかりと実践されていました。

再生したいドルゲ魔人を探すのが一番いやな仕事ですね、とアントマンAさん

◉水中部隊発着所

地上からの作戦だけではなく、地下水脈を利用して川や湖、海などからの出撃も可能になっています。自然の地形を巧みに活かした設計ですね。

潜水艇の機械油などが地下水に混じるため、のみ水製造機の濾過機能は最新のものを使用とのこと

◉武器工場・貯蔵庫

さらにエレベーターで下へ向かいます。このフロアでは、武器を製造するための工場や、製造した武器を保管しておくためのスペースを確保しています。

地下水脈の下にあるので、時々水漏れするのが難点だとか。
そのため湿気に弱い火薬などは水脈よりも上に別の保管場所を作ったのだそうです

◉空調室・発電室

地中でも快適に過ごすためにも、空調室と発電室はとても重要な設備になります。ここをバロム1に壊されてしまったら大変です。また、マグマの熱を利用しているので巨大な基地全体の電気を十分に賄えるのだそうです。

高性能の空調設備ですが「やっぱり空気は地上のやつが一番美味いよね」と
アントマンBさんがこっそり教えてくれました

◉地下工場・マグマ分解機

この基地の最深部にあたるフロアは、ドルゲが世界征服を果たすために欠かすことの出来ない工場があります。マグマの熱エネルギーや、マグマに含まれる様々な資源を上手に取り出して分別し、無駄なく活用しています。また、安全への配慮も欠かしません。二重の安全装置で気まぐれなマグマをコントロールするための工夫がされているんですね。

関係者の唯一の心配事は、すぐ近くに油田があることだそうです。
確かに地震などで岩盤が崩れたりすると大変な事故になりそうですね

最後まで、いざという時にどのような感じで毛筋が岩盤を溶かして、基地を移動させるのかは解りませんでしたが、危険なマグマと上手に付き合うことで地球の資源を有効利用し、快適な空間をつくることに成功している。そんな印象を持ちました。地震さえ無ければ最高の物件かもしれません。

ドルゲ本部の皆さん、今日はお時間を割いてご案内いただき、ありがとうございました!

※画像出典:『オール写真図解版/変身図鑑』(朝日ソノラマ刊)


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