【出逢ってしまった人たち#1】伊勢・二見浦で「吊るし売り」に出くわす
僕と同じように、ある日不意にペナントと出逢ってしまったピープルが、Web上にぽつりぽつりと居ることを知りました。とはいっても、そんなに大勢ではありません。その貴重なペナント・エンカウンターの皆さんのブログを拝読しながら、その驚きや感動など多様なココロの動きを行間から受け取って「そうだそうだ」と味わいたい!という企画がこの「ペナントに出逢ってしまった人たち」シリーズです。※これまでに発見したものの中からブログの投稿日が古いものから紹介します
◉第1回目は、今から18年前、2006年(平成18年)1月の『竜胆庵日記』庵主・りんどうさんのエピソードから。りんどうさん、この年、伊勢への初詣に訪れたついでに立ち寄った二見浦の参道の土産物屋で、すでに絶滅していたと思ってたペナントに出逢います。あちこちの観光地で探し回っても見つからなかったというので、まさに運命的な瞬間。
18年前とはいえ確かに100円は破格! おそらく発売当時の値段のままなのではないでしょうか? これはきっと今の僕なら買うだろうなあ(笑) もう2006年の段階で「最後のチャンスかも」と考えるくらいの生存状況だったのですね、ペナントって。おそらく興奮覚めやらぬまま参道を進んでいったりんどうさんは、また別のお土産屋さんでペナントを発見してしまいます。
りんどうさんの興奮が伝わってくる一言(笑) "遺跡発掘現場"という例えは秀逸。絶滅したと思っていた稀少動物の繁殖地に偶然迷い込んでしまった、とも言えそうです。
◉その後、別のお店でもいわゆる"白亜紀ペナント"にも遭遇されたようですが、その際にこんなことを発見されています。
なかなかそんなところ気付かないと思うので、よほどじっくりと眺められたのではないかと思いました。ロットリングというのは製図等に使用するペンのことで、添付の写真だと拡大しても特定は難しいのですが、おそらく写真の枠部分、どこかの角で線がハミ出している箇所があるんでしょう。そういうのもペナントクオリティでいいですねw 何故か白亜紀モノのほうは170円だったそうで、製造された時代の新品相場がそうなっているのかも。
◉りんどうさんが白亜紀モノを購入したという「学生さんの店」、もうその響きからしてノスタルジックなんですが、今も営業しているのかGoogleで見にいってみると・・・
これも2020年中頃のデータなので、その後どうなっているのかは、さすがに電話で確認することまでしていませんが、二見の有形文化財「賓日館(ひんじつかん)」さんのHPにはオーナーさんのお姿とともに紹介されているので、元気で営業続けておられるのではないでしょうか。
このオーナーさんが、りんどうさんに「今でもペナントを希望する客は時々いる」と話してくれた方なのでしょうか? 18年前と同じように、今でもペナントを所望する観光客はいるのでしょうか? 50枚1ロットで特注したという伊勢志摩のオリジナル白亜紀ペナントは、ちゃんと売り切ることができたのでしょうか? りんどうさんが手に入れた一幅は、この阪本物産さんでしか買えない真のオリジナルだったのでしょうか? 興味は尽きません。
◉結局、この二見浦の参道で3つもペナントをゲットしてしまったりんどうさん(勢い余って他の"いやげもの"に手を出さなかったのは賢明だったと思います)。コメント欄ではご友人たちとのやりとりも盛り上がっていました。その中に興味深いコメントもあって・・・
makimakiさんという方の書き込みなのですが、"Q州"地方では、そういう学校文化があったのでしょうか? ちょっとサーチしてみましたが分かりませんでした。高校のペナントは甲子園絡みでよく見かけるし、実際僕の手元にもいくつか紛れ込んでいましたが、小学校のがあると面白いですね。
◉というわけで<ペナントに出逢ってしまった人たち>シリーズ、こんな感じでペナント紹介の合間合間に投稿していきたいなと思っています。
【りんどうさんへ】できるだけ投稿者の許可をいただいておきたいと思うので、コンタクトをしようと思いましたが術を見つけられませんでした。もしこの記事を見かけられたら、大変恐縮ですがコメント欄に一言いただけると幸いです。よろしくお願い致します。