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ha64
ウィンブルドンの象徴
ウィンブルドンの象徴「白いウェア」。
その魅力的な“ファッション”の先駆けは、
女子シングルスの第1回大会(1884年)で優勝した
モード・ワトソン選手でした。
─★<2大会連続優勝>★―
女子シングルス第1回大会の参加選手は13名。
決勝戦は、ロンドン生まれのモード・ワトソン選手と
7歳年上の姉、リリアン・ワトソン選手との“姉妹対決”でした。
その際に、二人が着用したのが「白いウエア」。
帽子、ブラウス、ドレスまで白で統一したスタイルは
当時とても斬新で、注目を集めました。
それが、
「白いウェア」着用ルールの発端とされています。
第1回大会で姉を制したモード・ワトソン選手は、
第2回も続いて優勝を達成しました。
─★<117年後の、“再戦”>★―
1884年第1回ウィンブルドンで行われた
モードとリリアンの「ワトソン姉妹対決の決勝」から117年後。
2001年の全米オープン女子シングルス決勝で、
ビーナスとセリーナのウィリアムズ選手姉妹が
「姉妹対決の決勝」を再現しました。
そして、この決勝対決はウィンブルドン選手権でも
2002年、2003年の2年連続で実現します。