平成ネット史(仮)とYahoo!ジオシティーズの終焉
先日、平成ネット史(仮)という番組がNHKで放映されていた。インターネットの黎明期→テキストサイト→ブログ→SNSへの流れが当時の映像やスタジオゲストのトークとともに振り返られていた。
1980年代に生まれ、Windows95・98の頃に中高生、大学時代にテキストサイトに夢中となり、出始めのmixiを利用、なんとなくブログをもち、現在TwitterやFacebookを使いまくる自分は、まさに平成ネット史のど真ん中で生きてきたことになるのだろう。
そういえば、Yahoo!ジオシティーズが今年3月末で終了するらしい。番組でも触れられていたが、2000年代初頭にはなんとなく個人ホームページを持つことが流行っていて、内容のない日記とレンタル掲示板(teacupあたり)、カウンターだけつけたしょっぱいホームページを作っていたことを、いまさらながらに思い出させてくれた。
サイト自体はとっくに閉鎖したのだが、アカウントは今も残っていて、kifu for iPhoneの棋譜リストや、iScoreのスコアブック(PDF)などをアップする用途にのみ使っている。
ジオシティーズの対応はかなり良くて、代替サービスと連携した案内やデータの移し替え方の説明などを丁寧に説明してくれている。おかげさまで、当方のデータも問題なく移行することができた。
過去にはinfoseek iswebの閉鎖などで結構な数の有用なサイトが消えてしまったが、ジオシティーズの閉鎖はそれを超えるのではないかと個人的には憂慮している。更新が止まったサイトも当時の時代の空気感などを知るのに絶好の資料だと思うので、少しでも多くのサイトが新サービスに切り替えされることを祈りたい。
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