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MIXについて深く考えたくないYouTube投稿者に向けた、音声MIXの具体的なやり方

 YouTubeに限らず、動画において音圧(≒音量)が極端に小さい作品は、音圧の大きい作品と比べ迫力が感じられず、途中で離脱されやすくなります。
 「音量なんて、自分(視聴者側)で調整すれば良いじゃないか」という考えもあろうかと思いますが、実際のところ、コンテンツ供給過多の現在、その手間すら惜しんで次の動画へと飛ばれてしまわれることもよくあります。実際、一時期のCDやニコニコ動画の音源においては、ラウドネスウォー(音圧競争)という、「如何に他の作品よりも大きく聴こえて目立つようにするか」が重視された時期もあります。
 これらのことを踏まえ、少なくとも、視聴者に違和感を感じさせない(PC側での音量調整をさせない)程度の音圧作りは必須であると言えると思います。

 なお、私は動画編集ソフトとしてDavinci Resolveを利用しており(Adobeのソフト等と大きな差異はないものと思われますが)、以下の文章はその用語に準じたものとなります。



声の音量

・声の極端に小さい部分は、クリップをカットしてその部分の音量を他と同等程度にまで直接上げる。ざっくりで良い

クリップをカットし、音量を調整する


しきい値-15db、レシオ2:1でコンプレッサーをかける(※)

コンプレッサー


・録音環境にもよるが、EQで162kHz以下をばっさりカット。251kHz付近を2db程度下げる

EQ


room系のリバーブを2db程度かける(※)
・音量が概ね-10db付近で推移する程度までインボリュームを上げる

BGMの音量

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