ウソを見抜くコツ(サイン)③
外見や仕草に表れるウソの見分け方法
ウソをつくときは、多少の差はあるが罪の意識や後ろめたさや焦りを感じる。
それが無意識のうちに顔の表情や身振り、手振りなどに表れてしまいます。
こうした外見の変化に気づく事で、相手のウソを見抜くことができるかもしれない。
①足の動き
足は最もウソが表れやすいと言われています。
表情などは意識して誤魔化すことができても、足までは気が回らないためである。
(例)
・貧乏ゆすりをしている、しきりに足を切り替える→不安感を抱いたり、心が動揺したりしている。
・つま先が出入り口の方を向いている
→早くその場から去りたいという気持ちの表れ。
②手の動き
手は足と同様に表情などに比べて意識が疎かになりやすい。また、足よりも複雑な動きができる分、本心が出やすい。
(例)
・しきりにこする→動揺してる証拠。自分自身を撫でることでストレスや不安を鎮めようとする。
・口や鼻の辺りに触れる→緊張・不安を感じている。
・テーブルの下やポケットに入れる
→接近を拒否したい、自分の気持ちを知られたくないという心理が働いている。
・拳を握る、腕を組む→敵意、警戒や拒絶感の表れ。相手を受け入れないあるいは話を聞きたくない状態。ウソがバレるのを恐れている可能性大。
固く握るほど度合いは強い。
・両手を重ねてそっと握る
→自然な状態。相手に対してネガティブな気持ちはない。
・指を広げてゆったりと置く
→リラックスしている証拠。相手を受け入れている状態。
・手のひらを見せる
→心がオープンである状態。相手に対して親密な気持ちを持っている。『ウソをついていない』というメッセージにもなる。
・そわそわと手を動かす
→指を握ったり、両手を組み合わせたりしてせわしなく動かしているときは、考えている状態。
・指でテーブルを叩く
→相手の話または自分自身に苛立っている状態。
③目の動き
ウソをつくとき、多くの人は目がキョロキョロするなど、動揺が目に表れる。
(例)
・キョロキョロする
→不安感があったり、考えを巡らされている。
・下を向く、視線を逸らす
→相手を恐れていたり、何かやましいことがある可能性が高い。後ろめたさを感じさせ、自信のない時やウソを隠そうとする場合もある。
・瞬きの回数が増える
→緊張や不安を感じていたり、話題を変えたいと思っている。
・サングラスを外さない
→自分の動揺を悟られることを警戒している。
・視線を送る、合わせる(アイコンタクト)
→相手の反応が知りたい。相手に意思を伝えたい。好意のサイン(恋人同士ではないときは不安、後ろめたさ、敵意など持っている可能性大)。
敵意のサイン(対抗意識の表れ)。
④表情
後ろめたさを隠すためにポーカーフェイスを装うなど、顔の表情からは意外にウソが見抜きにくい。普段と比べてどこが違うかを見極めのポイント。
(例)
・いつもに比べて表情が固い
→後ろめたさやウソを誤魔化そうとしている。
・頻繁に頷く
→余計なことを聞かれないために、自分から話さないで済むよう聞き役に徹する心理が働いている。
・笑いが少なくなる、または笑い過ぎる
→緊張していて心のゆとりがない証拠。誤魔化そうとして不自然な笑いが増える。
・右脳左脳
→「右脳:感情(顔の左側)、左脳:理論的思考(顔の右側」右脳は顔の左側を支配するため、感情が強く表れた顔になる(本音)。左脳は顔の右側を支配するため、意識的に作った顔になる。
⑤姿勢
体の動きと感情は連動しやすい。また、椅子に座るとき、浅く座るか深く座るかによって、相手との会話に臨む姿勢がわかる場合もある。
(例)
・たびたび姿勢を変える
→会話を打ち切りたいというサイン。
・椅子に浅く座る
→緊張しいるか、早く立ち去りたい気持ちの表れ。あるいはこちらに対して警戒心を解いていない証拠。
・椅子に深く座る
→初対面にも関わらず深く座る人は、優位な立場で話を進めたいタイプなので、一方的に会話を進められないように注意。ただし、会話が進んでからならリラックスして来た証拠。