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大陸でだいじなこと

ここで大事なもの
この国では、親兄弟、祖父母、親戚、友人を最優先に大切に考えることです。
若者が成長し、彼氏彼女ができ、ラブラブな熱い時期を迎えたとしても、デートの真最中でも、離れた家族や兄弟、そして自分の友人に何かが起これば、直ぐに目の前にいる愛する恋人を捨てて、家族兄弟友人の元に駆けつけるのです。

これは常識です。何よりも大事なものはその人たちなのです。
そしてその目の前のトロケルような恋人も、捨て置かれたとしても、
実はひとつも怒りません。
それは自分も同じだからなのです。逆に「自分のことはどうでも良いから自分を放ったらかして早く行け!」と背中を押すのです。これが常識です。

その例のひとつ
例えば空港で、多くの家族を連れた中国の方が、年末の忙しい空港の公の場所で、1人で多くの座席を占領して、大きな声で「おじいちゃんこっち!おばあちゃん早く!」と、そして子供は、野放しで走らせてその座席に土足のまま立ち上がらせても何も言わない。そんな光景を見ます。

「欧米的な公共エリアでのルール」で育った我々からすると、公の場所で、「何でこんなに勝手にすべての席をおさえて、わがまま勝手に行動しているのか?」
そんな風に誰もが感じるでしょう?

しかし怒ってはいけないのです。彼らの目には、地球上に自分たちの家族しか見えていないのです。その果てしない広過ぎる大陸で、多すぎる人々の中で自分たちの家族がなんとか生き延びてこれたのは、そんな先祖の命がけの努力だったのです。
誰も人を気遣ってはくれません。あまりにも人が多く競争が激しい国だったのです。食べ物もそうやってこなければ、自分たちの手に取ることができなかったのです。そうした歴史がそう何千年も続いてきた国なのです。

だから我々も、そういう場面に出くわしたら、笑顔で同じように走って座席をぶん取りましょう!我々だって、自分たちの家族のことしか考えなくてもいいんです。
これを理解していれば皆さんもけっして嫌な気持ちにもならないと思います。

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