まずは現状把握を
「まずは現状把握をしよう」
1,まず大陸での過ごし方
まずは肌の色が同じで、髪の毛の色も同じ、そしてすぐお隣の国、その中国というところは我々日本と似ていて近いところ、と思うことはやめた方がいいでしょう。
中国大陸というのは、日本から東の空へと飛び立ち、ハワイ諸島を越え、米国西海岸を越え、首都ワシントンを通り過ぎ、大西洋をひとまたぎ、それからその先の
欧州を越え、中東トルコを過ぎ、数ある東南Asia諸国を越え、やっとたどり着く、東の果ての果てのそのまた果ての大きな国だと思ってください。
それほど我々とは、考え方も習慣も行動も全く違う国なのです。
決して時差1時間のお隣さんとは思わないでください。
2,「じつは遠く遠く、果てしなく遠い国」
そんな私はまずは欧州のクラシック音楽を、ピアノ・レッスンとして子供の頃学び、そこから、みんな私よりも年上だった親戚のお兄さんお姉さんの影響で、英国や米国の音楽に触れ、そして運がいいことに、なんかの拍子にその好きな音楽を仕事にすることができ、なんとかこれまでやってきました。
ただただ、それは運が良かったのだと思います。
しかしその後、大好きな米国に幾つもの音楽作りに通えば通うほど、彼ら米国人とは姿も形も、そして考え方も行動も、我々日本人とはやはり違うことを痛感したのでした。やはりどちらかというと、同じ島国の英国の方のほうが近い気がしました。さらに北欧や和蘭陀の方々や、独逸の人たちの方が、実は米国人よりも我々とは気が合うのかな?と思ったのです。
そのYes、Noの国、私が好きな音楽の一つの都、米国よりもさらにもっと考え方も遠いのは実は中国、すぐお隣の国だったのです。
3,そして絶対的に認識したほうがいい、新しい国であること
ここは近世、国がまとまってからおよそ70年の国です。まずそう思ってください。
あるところ新興国とも言えます。が、なにしろこの大大陸の歴史は広く深く多く底なしなのです。
そのために戦後、我々が育ってきた欧米的な常識やルールは全く通用しません。
まずそこを理解ください。
4,「あまりにも多すぎる人口」
世界の人口は今、およそ72億人でしょう。(およそです)
1分に137人、1日で20万人、1年で7000万人増えているのが現状です。
1年に6000万人が亡くなり、1億3000万人が生まれるのです。
そのうち中国の人口は13億6000万人です。
しかし、中国の有識者に聞くと実は16億5000万人いるようなのです。
様々な家庭の問題で、政府の戸籍に入っていない方々もそれだけの数いらっしゃるのです。
そして、東南アジア諸国に拡がる華僑の人々を入れると、およそ20億人を越えます。
毎日、およそ20億人の人たちが中華料理を食べて、中国語を日常的に使って生活をしているのです。まずは地球の4人に1人は中国料理を食べているということです。
5,「世界とのバランスではこの事実」
この事実はどういう事かと考えてみても、人口総数5億5000万人のEUと3億の米国、これを合わせても8億人です。この8億人の決めた今までの地球規模のルールに、総人口の20億人が追従することはないのです。さらにイスラム教徒はおよそ16億人です。ここもしかり。
19世紀までの欧米中心のモノの考え方は、今ではある一部分の英語圏のモノの考え方になっているのです。世界の様々な問題は、そのの大大陸も横に並んだ今は、考え方を改めなくては進まなくなったのです。
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