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ありがたいことに対して感謝する

『有ること』が『難しい』と書いて「有り難い」と読みます。
『心の動き』を『言葉で放つ』と書いて「感謝」と読みます。

「有り難し」と「感謝」はセット

「ありがとう」という言葉が『有り難し』という仏教の教えに由来していることは理解していたのですが、下記の本を読んで「有り難いこと」に対して『感謝する』ということまでをセットで正しく理解していないといけないな、と思ったんですね。

いいか?ひとつひとつの行動が大切なんじゃない。お客さまに対して「感謝の気持ち」と「愛情」を持って接することができているかどうかなんだよ。

ほとんどの人が、いつの間にか当たり前になってしまってるんだよ。



でもそれは当たり前のことではない。本来、有ることが難しいこと。つまり有り難いことなんだよ。

有り難いことなのに、みんな感謝することを忘れてしまっている。

『僕は明日もお客さまに会いに行く。』(川田修)

【感謝】の語源

『感』という字には、「心が深く強く動く」という意味があるそうです。
『謝』という字には、「お礼を伝える」「詫びる」と意味があるそうです。

『謝』は、【言】(=口を使って言うこと)【射】(=張り詰めた矢を手から放つこと)から成り立っており、『言葉を発することにより緊張を緩める』ということを意味しているとのこと。

「心が強く動」いたことによって生じる、(ポジティブ/ネガティブ両方の)緊張状態を、「言葉にして放つ」ことで和らげる、というのが「感謝」「謝罪」の本質なのかな、とたしかに思いますね。


以上です。

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