メディアのマネタイズについて考える~「toC課金」or「toB課金」?
こんにちは!コマキです。
直近、スポーツチームと一緒に「オンラインファンコミュニティ」を創っていく取り組みをしています。
僕としても初めての試みになるので、現在ある「メディア」の要素分解を行い応用できないかを日々考えています。
「メディア」を考えるうえで難しいのはマネタイズ方法です。
マネタイズ方法は有料会員制にする「toC課金」、広告収入での「toB課金」があります。どちらの課金方法が良いかなどの論争を良く記事で目にすることが多くなってきました。
僕は「toC課金」「toB課金」どちらも重要であると考えています。
そこで、「メディア」の形を整理しながら、マネタイズ方法も探っていきます。
■メディアの「型」
メディアの形は変化してきていて、特定の「型」に当てはめることが難しくなってきています。その中で僕なりに大きく3つに「型」を分類してみました。
①コミュニティ型
②プラットフォーム型
③メディア型
①コミュニティ型
「コミュニティ型」の代表的なものは「オンラインサロン」です。
有料課金の「toC課金」が主なマネタイズ方法。
有名なオンラインサロンはキングコング西野さんの「西野亮廣エンタメ研究所」でしょう。
会員数が6万人以上の日本最大級のオンラインサロンとなっています。
「コミュニティ型」の特徴としては同じ価値観の仲間との出会いや運営者と一緒に企画やプロジェクトを実行できるなどが挙げられます。
以上のようなコミュニティの中でしか得られない体験などが「コミュニティ型」の魅力。
会員はコミュニティ内での「体験」に課金をしています。
②プラットフォーム型
「プラットフォーム型」で代表的なものは「Net flix」や「Amazon prime」「YouTube」などが挙げられます。
プラットフォーム型のコンテンツは「他者コンテンツ」と「オリジナルコンテンツ」の2種類があります。
具体的には公開されている映画やドラマ・アニメなどの「他者コンテンツ」、「NETFLIXオリジナル」や「Amazonオリジナル作品」と呼ばれるプラットフォーム独自の「オリジナルコンテンツ」。
マネタイズ方法は会員制のため「toC課金」がメイン。今後より会員数を増やしていくためにはコンテンツの差別化が重要となりそうです。
一方でYouTubeもNet flixやAmazon primeと同様にユーチューバーなどの「他者コンテンツ」とYouTube Originalsと呼ばれる「オリジナルコンテンツ」があります。YouTubeは広告収入からの「toB課金」とYouTube Premiumからの「toC課金」の両方からマネタイズを行っています。
ユーザーは課金をし会員になることで広告を排除やコンテンツ視聴の動画ダウンロード可能。以上のようなペイウォ―ルの形をYouTubeは採用しています。
③メディア型
最後に「メディア型」についてです。こちらは従来の「WEBメディア」がイメージしやすいかと思います。僕はサッカーが好きなので「サッカーキング」というWEBメディアをよく閲覧しています。
上記はプロのライターが書いているコンテンツですが、最近ではブログやnoteなどで誰でも発信できる「個人メディア」も目立ってきています。
実際に発信力のあるインフルエンサーが書いたnoteなどがバズっています。
メディア型は広告収入からの「toB課金」とコンテンツの一部有料化をした「toC課金」どちらからもマネタイズをしています。
メディア型もYouTube同様にペイウォ―ルを採用しています。
■コンテンツ力がマネタイズの鍵
ここまでメディアを3つの「型」に分類してきました。マネタイズを行うためにはコンテンツ力が必要になってくると考えています。「toC課金」「toB課金」どちらからもマネタイズしていくためには「ペイウォ―ル」が重要になってきます。ユーザーが課金をして観たいコンテンツをどれだけ提供できるかが「プラットフォーム型」と「メディア型」の生命線になってくるはずです。
一方、「コミュニティ型」は会員との距離が近いことが特徴です。したがって、単純な広告収入ではなく、スポンサーになってくれた企業の「新商品開発を考える」などのコンテンツが実施できるのではないかと考えています。
コンテンツがしっかりしたものであれば「toC課金」「toB課金」どちらからもマネタイズができるはずです。