すげぇ(語彙力) 【CL決勝】
つい先日の話ですけど、
UEFAチャンピオンズリーグ2019/20 決勝戦
パリ・サンジェルマン
(フランス/リーグアン1位)
対
FCバイエルン・ミュンヘン
(ドイツ/ブンデスリーガ1位)
をDAZNで観戦しましてですね。。
(リアルタイムで観ようとしたら寝てしまったので
翌日朝9時にアーカイブで観ました)
観た方はご存知の通りだと思うんですけど
これがまたすごい面白かったんですよ。。
PSGは
言わずと知れたスタープレイヤー
ネイマール選手や
自分と同世代の最強プレイヤーと謳われる
キリアン・ムバッペ選手、
また一方でバイエルンも
準決勝までの試合全てで得点を挙げており
2019-20シーズンは通算55ゴールというエース
ロベルト・レヴァンドフスキ選手やその相棒
トーマス・ミュラー選手
をはじめ各チームが多くのタレントを擁したことも
さることながら、
更に面白いのは試合の内容そのもの。
一言で表すと
『すげぇ』。
結果は1-0とロースコアながらも
90分を通して繰り広げられる
トランジションや駆け引きの応酬。
お互いが高い位置からのプレスを多用したこともあり
攻守が目まぐるしく入れ替わる。
PSGの高速カウンターと
バイエルンのハイプレス。
強みを遺憾なく発揮し、均衡が破れるまで
両者一歩も譲らない。とてつもない見応え。
その中でも際立ったのがバイエルンの強かさ。
(戦術に関してあまり不用意に物事を言うのは
正直憚られますが、有識者の皆さん、「ん?」
と思っても温かい目で見ていただければ。。)
「ポジション」という概念を取っ払い
流動的にプレイヤーがピッチを動き回る
いわゆる「ポジショナルプレー」。
洗練された攻撃戦術と
中盤のチアゴ・アルカンタラ選手を筆頭に
随所に見せた個々の技術が相まって
ほぼパーフェクトなゲーム展開。
そして的確にパスコースを消し、守備の網にかける
容赦のない前線からのプレス。
個人的に好きなプレーとしては、
右SBのヨシュア・キミッヒ選手が時折見せていた
従来のSBのポジションより内側、
ハーブレーンでボールを受けてプレーする
いわゆる「偽SB」の動き。
自分が小学生の時ぐらいに
現代サッカーの概念が普及していれば、
たぶん高校までずっとSBやってたと思う。
(小学校時代はSBだったものの攻撃参加が
したかったので以降ほぼ前のポジションでプレー)
それぐらいSBが中で受けて攻撃に加わる
動きって画期的で、魅力的だなぁと思います。
PSGも随所で好機を見出したものの、
バイエルンの粘り勝ち。
普段はJリーグを中心に観ているので
海外サッカーに触れる機会は
さほどなかったのですが、
19-20シーズンの再開をきっかけに
海外リーグの試合を観ることが増えました。
どこのチームを応援しているとかではないので
観るリーグやチームは不特定でしたが、
バイエルンの試合はなんだかんだよく観たような
イメージがあったし、
今回のCL優勝はなんか嬉しいです。
FCバイエルンミュンヘンに関わる全ての皆さん
CL優勝おめでとうございます。
余談ですがこの試合を観てもう一つ思ったことが。
「変わっていくなぁ」
昔と比べて、サッカーの在り方って
明らかに変わってるな、と。
昔でいう「ファンタジスタ」みたいな
「強烈な個」は、個人での突破力や技術だけを
持っているようでは評価されなくなったし、
逆に周囲を使える能力、インテリジェンスに
長けたプレイヤーが評価される。
チームスポーツである以上当然ながら、サッカーは
今までより一層「組織」を意識したものに
なってきているなと感じました。
サッカーってどこまでも面白いですね。