テーラーメイドSIMを見て打ってみたよ
金曜日ですね。テーラーメイドの話をしようと思ったのですが、PXGがもうアイアンをモデルチェンジしましたよ(汗)早い!!
噂は聞いておりましたが、具体的な情報は全く掴んでません。ってことでスコッツデールにも行ってない。また試打インプレしたいと思います!!!あースコッツデール行きたいなぁ〜
はい。SIMですよね。って言っても、もう皆さんYouTube動画観てますよね?遅いですよね!発表前に、メーカーさんがクラブを貸してくれて、年末に収録して、最速試打!とか発表と同時に公開する。この手法が広まってきましたね。これも世の中の流れでしょう。T島はお声がかかってないのでモヤっとするのですが、逆に打ってたら優越感という。
俺こんなのやんない! って言ったらカッコいいと思うのですが・・T島レベルだと
やります!バンバンやりたいです!
と言います。やりますとも!!そんな選んでる余裕ないわ(笑)
これ一筆書くんです、打ったんですか?と言っても『ハイ』って言っちゃいけないとか・・書いてあるはずです(汗)まあメーカー主導のインプレになりますから、ネガティブなことはあまり出てこないシステムです。とは言え、コレが主流になると思いますよ。
では、遅いですが テーラーメイドSIMをレポートしたいと思います。
ドライバーで飛距離を生むには・・・
ヘッドスピードが上げる
寛容性を上げる(平均飛距離アップ)
打ち出し条件(打ち出し角、スピン量)
ボールスピードアップ
コレがテーマとなります。
↑このチェックの柄のシャツの男の人が邪魔ですね。っていうか、スライドの投影位置が低いのです。飛距離アップのテーマは明確なのですが、すべてをのびのびとアップさせることは出来ません。
なぜなら、トレード・オフ あちらを立てればこちらが立たず
な部分があります。低スピンで寛容性がある。これが両立できないのです。寛容性を出す。深重心にして、慣性モーメントを増やすと、スピン量は増えます。スピン量を減らすには、低、浅重心にする。すると慣性モーメントは少なくなるし、ヘッドの挙動はピーキーになります。
ここが難しいところです。寛容性を犠牲にすることで飛距離性能とコントロール性って意外と両立できたりします。つまりこれが奇跡の一発の法則
今人気のピンG410プラスなどは右の上かな・・その割には飛びますよね。低重心のまま、慣性モーメントを上げるのが理想・・
だからこの点線の下を狙うということだそうです。わかりやすいですね
低重心で深重心にして慣性モーメントをアップ。加えて空気力学的に優れたヘッドシェイプにする。この矛盾を解決しようと取り組んだのがSIMです。(随分端折りました)
ということで・・こんな形状に・・・
でもこの出っ張りですが、ヘッドが常に真っ直ぐなら問題ないのですが・・
スイング中フェースの開閉が少ないダスティン・ジョンソンでも、常にヘッドが真っ直ぐ向いているわけではないようで・・・
この慣性モーメントと低重心を両立させるべく作った出っ張りが空気力学的に邪魔だそうです
解決策として、SHAPE IN MOTION (これを略して SIM)この出っ張りを斜めにしたわけです。角も落として空力に配慮
ということで・・・・
こんなソール形状なドライバーになりました。発売まえに、写真を見て、空力推しとか思っていた時には、空力を謳った名器は無い と思っていたのですが、空力推しというよりも、低重心+大慣性モーメントを狙って、こんな形状になったけど、空力にちと問題があり、空力のネガティブ要素を消したという印象に変わりました。
クラウン側の空力も気にしたそうです
んで、今までのボール初速を稼ぐためのテクノロジーは継続搭載しております。
ドライバーはSIMとSIM MAX どちらも460ccですよ
はい。速攻試打しました ↑俺じゃないです。みんなのゴルフダイジェストの中村プロ。いい球打ってました。T島が打った時、表示がメートルになっていて、気が付かずショックを受けていたのですが、直してくれました
えーっとT島が打った感想ですが、一発目からふつーに打てました。計測器がフライトスコープなんで、あまり慣れていないのでよくわからないけど、SIMは結構な低スピン。まあそもそもスピン量が多くないT島ですから、SIM・MAXのがいいかな・・こちらのが気持ちスピン量が多めです。
純正シャフトが三菱ケミカルのテンセイの名前がついてました(もちろん市販のテンセイとは違います)なかなかタイミングが取りやすく素敵なシャフトでした。シルバーのがしっかりたたけるけどブルーもいい感じでした
さて・・・ えーっと、T島的には、空力がどれぐらい影響するかわかりませんが、3つの課題にしっかりと取り組んだドライバーという印象です。打った感想も、いきなりいい球が出て全く違和感がありません。空力を感じた?と言われればよくわからないですけど、クラブとしては面白いと思います。SIM、SIM・MAXも構えた感じあんまり変わりません。
えーっと、今回は目新しい技術というより(空力無視かよ)、やっぱり慣性モーメントが大きいほうが有利なのかな? やっぱり奇跡の一発よりも平均飛距離だよね・・的な感じなのかな と ピンの大ヒットの影響を受けているのではないかな〜とT島的印象です。
ぶっちゃけ・・・ SIMのファンタジーは響きませんが、ちゃんと作っているクラブだな と思いました。構えやすいし、好きな顔です。色も好きです。会場で、尊敬するクラブコーディネーターの鹿又芳典さんに『ぶっちゃけどう思いますか?』と聞いたら、同意見でした。やっぱりMAXかな?とT島は思いましたが、『良いと思います』と言われました。
まあピンは、昔から深、低重心をブレずにやってきて、空力もやってます。これは凄いことです。テーラーメイドはいろいろとイノベイティブですから、ビバ浅重心だったし、ロフトアップとか、黒歴史もありますし紆余曲折してますよね。まあ・・・でもトップの座をずっと走り続けてます。振り回されている感がありますが、今回のSIMは結構好きです。
しだるTVも、マーク金井の試打職人も、データ的には SIMのが飛んでますね。でもT島はSIM・MAXを選びます。これは打った印象ですかね
残念なのがカスタムシャフトがすべて60グラムのSであること・・50g台もお願いしたいです。
ということで フェアウェイウッドやUTはまた次の機会に