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サッカークラブで学習サポートを行う理由とその内容

2023年春からジュニアユースTJFAがスタート


TJBCFSでは来年春からジュニアユースチームを立ち上げます。
コンセプトは「追い越す」です。
現時点で自分より高いレベルにいる選手やクラブを追い越していく3年間にすることをテーマに活動します。

すでに高いレベルにいる選手との違いは何か。
一つはこれまでにサッカーに向けてきた熱量のトータルでの大きさだと思います。
つまり、サッカーをしてきた時間、負けたくないと思った回数、そして何よりサッカーを楽しんできた度合い、これらの総数が高い選手が現時点で上のレベルにいるということでしょう。

サッカーで追い越すために


そんな、今自分より高いレベルにいる選手たちは、引き続き高い熱量で、良い環境でサッカーに取り組みます。

じゃあ追い越すためにしなくてはならないことは何か?

それは彼ら以上に高い熱量をぶつけることでしょう。
サッカーに向き合う時間、負けたくない気持ち、そして何よりもサッカーを楽しむこと。ここが彼らに負けたら追い越すことなんて絶対にできません。

裏を返せば、ここさえ上手く取り組めれば確実に逆転することができる。そう我々は信じています。


なぜ学習のサポートを行うのか


一つは、すでにここまで読めば分かるとおり、サッカーに時間を費やしてほしいということです。

大人も含め、勘違いをしている人が多いですが、勉強は長時間やれば結果が出るものではありません。

むしろ同じ分量、内容であれば、より短く、高い集中力でこなした方が効果が高いです。
これは「夢中になる」状態を作ることで脳が一番効果的に働くからです。

にもかかわらず、机に向かった時間を勉強のKPIとしてしまうケースが多くあります。
よほど好きでない限り、勉強時間を伸ばす努力をする必要はないのです。
それどころか、勉強時間は短くする努力が必要です。

本気でサッカーに取り組むからこそ、効率的に時間をマネジメントすること。そして最大限サッカーに熱量を注げる環境をつくること。これこそがこのプロジェクトの1つ目の大きな目的です。


もう一つはどちらも高いレベルを目指す環境を作ってあげたいということです。

「サッカーも勉強も高いレベルで取り組むことなんてできない」

これはできなかった大人の意見であり、子どもにそれを押し付けるのは大人のエゴだと思います。

私は今のTJFA入団予定の選手たちと同じ年の頃、Jクラブの下部組織で毎日サッカーを楽しんでいましたが、中学受験をしたいという気持ちになりました。しかし周りからは、サッカーをしながらトップ校を受験なんてそんな甘いものじゃないと言われ、すごく悩んだことを覚えています。

「サッカーか勉強どちらかを決めなさい」
私自身は、そんな言葉は小中学生にかけるべきではないと思っています。

少しでも高いレベルで両方に取り組む、そんな姿勢をサポートできるチームでありたいと思っています。


学習サポートの内容とその目的


最も大切なことは、「自分の時間を自分のためにコントロールする」ということです。

そして学習、勉強というテーマの中では、目的意識や目標管理を行うことが重要です。
自分のために学ぶ。その結果、見える世界が変わる。そんな経験を早いタイミングから得られることが重要だと感じます。

具体的に行うことは、
大枠では
目標設定→プラン決定→プランの実行→プランの見直し→目標の再設定
というサイクルを回します。

日々の中では、もう一つ小さな枠組みで
問題演習→課題の発見→課題解決
というプロセスを積み重ねていきます。

教材や方法は今の時代に合わせて、最先端の取り組みを行いますので楽しみながら取り組んでほしいと思います。


最後に


勉強ができる人というのは、効率的にかつダイナミックに自分の脳に変容を起こせる人のことです。
暗記が得意とか、真面目に机に向かうことができるとかではありません。

考えることが苦手だ、頭を使うことが億劫だ、そんなプロアスリートもたくさんいますが、それでは競技外の世界では戦うことはできません。
競技内においても頭を上手く使える選手が実際に高いレベルへ進んでいるように見受けられます。

次世代で活躍するプロ選手の育成にTJBCFSとして貢献したいと思います。