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【今ある差とは】 バルセロナU-12 vc ヴィッセル神戸U-12の試合を観て #Tコーチマガジン

【今ある差とは】

先日まで千葉で行われていたU-12ワールドチャレンジの試合を2日間視察に行ってきました。

日本国内の強豪チームと、海外から参加しているバルセロナとユベントスの試合を数試合見てきました。

小学生6年生にもなれば、選手のレベルは既に大きな差が開いています。
その選手の置かれている環境がその差をつくっていることは間違いなく、すでに開いている差はどこにあるのか、そしてその差を埋めるために、追い越すためにはどうすれば良いのか。
そんなことを今回は解説していきたいと思っています。

“理由はある”

なぜ彼は上手で、自分にはできないのか。
なぜ彼は評価させれていて、自分は評価されないのか。
なぜ彼はあの舞台でプレーでき、自分はその舞台に立てなかったのか。

その全てには、理由があります。

理由を周り(コーチやチーム)に作るのではなく、いつも自分のなかに理由があると考えることが大切です。

矢印を自分に向けて取り組むことができれば、今ある差を埋めていくことはできるはずです。


“気持ち”

現段階で高いレベルにいる選手とそうでない選手には、気持ちの面で大きな差があります。

サッカーを上達させたいという気持ち。
自分が活躍しようとする気持ち。
誰にも負けたくないという気持ち。
プロサッカー選手になりたいと思う気持ち。

いつだって体を動かす1番の理由は気持ちです。

ワールドチャレンジ準決勝、バルセロナを破ったヴィッセル神戸の選手たちが持つ、”絶対にバルサに勝つ”という強い気持ちはあの試合を現地で見ていた3000人近い人たち全員が感じたはずです。

走ること、球際で体を張ること、最後まで諦めないこと、そんなことの”気持ちのレベル”が自分は現段階でどの程度なのかを確認してみると、今の自分のサッカーレベルがわかってくるはずです。


“表現力”

ここは、日本国内のチームと海外チームとの間に大きな差があるところです。

サッカーは人が人を評価するスポーツです。

“人に自分をどう見せるのか”
が評価になるということです。

試合で活躍するためのプレーと振る舞いができる選手になる必要があります。

失敗を恐れてしまうことは大きなリスクであり、自分を表現力できなくなってしまう1番の理由です。

失敗を恐れずにトライすること。
大胆に失敗できる環境を作ること。

ここは大人が選手のために準備してあげるところです。

“自分よりも上手なやつは、自分よりもやっている。”

その事実に気づくことが、ライバルに追いつくための第一歩です。
今を変えることができなければ未来で待つ結果も変わりません。

頑張っていきましょう。