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週間リンクス基礎論-ALiYUSTINI

初めに

ここではRWに向けてリンクスで勝つために基本的な事を書いていきます!

アグロを使う才能は無く、解説不可能なため、努力でなんとかなるミッドレンジ〜コントロールデッキ用の記事になってます。

1.環境把握
2.ラグ確認
3.構築

の3部構成予定です。

創刊号の1,環境把握は250円(税別)!!(次号以降税別480円)
全号集めればありゆうさんの実寸大、紙製模型が完成!!
ありゆすてぃーに♪

1.環境把握

まずは環境把握についてです。
リンクスで結果を出したい場合に、一番最初にやるべき事かつ、努力が1番反映される場所だと思います!

環境把握をしたい時、多くの人は色々な人が出しているTier表を参考にしていると思います。

適当に拾ってきたTier表です。
皆さんはこの表を見て環境を把握する時どの部分が大事だと思いますか?

この表で大事なのは環境に主流なデッキが7つあるという点のみです。
Tier1〜3みたいな評価は個人の感想でしかないため、意味のない指標になります。

Tierが意味のある指標になるのはTier1のマッチリング率が50%を越えるかつ、環境デッキが2〜3個しかない場合のみです。
このような環境になった場合、Tier1のテーマに如何に勝つかと言う点が最重要になるため、Teir1テーマを研究したり、対策を考えることがとても重要になってきます。直近で言えばKCGT本戦の環境ですね。

しかし、このような雑多な環境の場合、Tierというのはほぼ意味がなく、Tier表は環境に7つのテーマがあるからその対策をしないといけない程度の意味しか持ちません。

では環境把握とはどう言ったものなのでしょうか?
それは大きく分けて3つあり、

1.環境デッキによく採用される汎用札を覚える
2.環境デッキの展開ルートを覚える
3.環境デッキのキルルートを覚える

この3つが揃って初めて環境を把握出来たと言えます。

1はこちらから攻める時のラグ読みや突破手段を考える時に役立ちます。

2は妨害札の当て所が的確になります

3は先回りして対処することで生き残る確率が上がります。

この3つを把握する事で引き運以外での負けを限りなく減らす事ができます。
そうする事でデッキ選択さえ間違っていなければ理論上は誰でも銀アイコンです!

ではどのように把握すれば良いのか?
Teir1になっている磁石を例にやっていきたいと思います。

2.磁石の環境把握

1.デッキの大まかな特徴

スキル:DD、マイスキャ
デッキ枚数:20〜30
テーマ内の必須パーツ:下級11〜12、ベルセリ1〜2、フィールド0〜2 主要な構成:計13枚
汎用札:サイクロン、結集、強化蘇生、月の書、蘇生、底なし

サンプル

考察:直近で結果を出してる構築はDD、26〜7くらいが主流。全員底なし採用、妨害が増えて枚数が厚くなった上、サイク、コズの枚数が減っているので罠が通りやすくなっている。
全員コンバージョン採用→捲り札件キルルートがズレる可能性があるのでラグ注意。

2.展開ルート、キルルート

先行→モンスター1〜2体展開+罠でモンスターの効果で耐えて3ターン目でダイアウルフ+ベルセリオンでの盤面崩壊やワンキルを狙う

後攻→先行とやることは同じ。フィールド魔法で除去+展開が可能。1キルはほぼ100%無し→妨害1枚で蘇生札、フィールド魔法が死に札になる。

3.止め方を考える

磁石先行:基本磁石が強い展開になる。底なし等を踏んだ場合、ダイアウルフとベルセリオンの2枚に妨害札を決める必要がある→サイクロン等があれば蘇生札のリスクを無視して打ったほうが良い(召喚権無しのダイアを防ぐ+相手のサイクを潰せればこちらの妨害札が生き残る、蘇生を打たれたとしても妨害がなければ打点が低いので殴って処理出来る。)

最近の構築の着想として磁石の効果でラグが読めない+蘇生札があるので迂闊にサイクロンを打てない→底なしが活きるというのがありそうなので逆にどんどん後ろを壊していけば前の主流構築より耐久力、ワンキル力共に低い。

耐久力はあるが、下級の効果の使用回数の制限、ベルセリオン以外決定力のあるカードがないことから、継戦力はかなり低いデッキなのでターン3のベルセリオンを防げるかどうかの勝負になる。

磁石後攻:基本的に有利。妨害札1枚あれば止まり、次のターンのベルセリオンの確率もかなり下がる。返しの伏せが月、底なしと盤面を除去しないカードなのでテンポアドバンテージを取っていける。

相手の伏せが強化蘇生の場合、無闇にモンスターを破壊すると展開を許す場合があるため、ラグ確認をしっかりとする(月、底なし、サイクロンをチェックする)ラグなかった場合は手札と相談してベルセリオンの着地だけは防ぐ。

対策札:
①月の書、底なし、因果等モンスターに対しすぐに打てる札→先行で打てば確実に止められて、後攻からでもダイア、ベルセリオン両方に有効。
②手札誘発→ベルセリオンを消せばただの下級ビートになるので相性の良いデッキならあり。(妖仙、サンドラ)

腐る札:
①攻撃反応→ベルセリオン、ダイアウルフで処理される
②蘇生札→ベルセ(略)

結論:先行取れば有利で後手でも魔法罠が2枚あればサイクロン+初動(上記構築で25%くらい)がないと突破できないため有効な妨害札を後攻で高確率で2枚以上引けるかつ初動が引ける構築なら五分以上は取れる。相手が長期戦に切り替えて来た時の魔法罠の無駄打ちに注意。

このような感じで環境テーマを把握すれば自然にプレイングや構築も出来上がってくため、環境把握をする事は勝つ上での基本であり、とても大事な要素になります!

2.ラグ確認

次にラグの確認についてです。
皆さんはよくTwitterとかでOCG経験者なんで他より経験があります!って言ってる実力が低いリンクスプレイヤーを見かけませんか?そういうプレイヤーはいろいろな問題はありますが、大抵ここが下手なので弱いです。

この部分がOCGとリンクスの最大の違いであり、リンクスを競技として成り立たせている部分だと思います。

ラグをしっかり見極める事こそ中級者と上級者を分ける大きな壁になっていますが、練習をすれば誰にでも出来る事なのでこれを機会にラグについて学びましょう!

1.ラグとは?

まずラグとは何かについてです。
リンクスにおけるラグとは、大きく分けて2種類あります。

①自分のターンに起きるラグ
②相手のターンに起きるラグ 

以上の2点です。

①②の状況で相手が使えるカードがある場合、それを使うかを確認するために時間のロスが発生します。その事をラグと言います。

例えばこの場面、ラグが発生している場合、伏せカード2枚のうち1枚は今使えるカードである事が確定します。

なので呪願の主な採用札を考えた時に伏せカードが
(サイクロン、コズミックサイクロン、妬絶の呪眼、月の書)の確率が高くなります

逆にラグがなければ(狡猾な落とし穴orブラフ(使えないカード)の可能性が高くなります。

ある程度の予想が出来ればそれを対策した動きが出来るようになるため、ラグの理解度の差が勝敗を分けるようになります!

このようにリンクスはOCGよりも高い精度での伏せ、手札の予想が可能になるので少ないライフ、高い事故率がありながら、競技性の高いゲームになっています。

画像の盤面の場合、予測した上でコズをぶっ放してワンキルしましょう。引きは正義です。

では2つのラグについての解説です。

①は相手の伏せ、手札誘発を予測する事ができるラグです。
こちらはボタンのON/OFFを操作する事によってラグを減らしても把握する事が出来るのが特徴です。

①の自分のターンに起きるラグは見分け方がとっても簡単です。
なぜなら画像の右上の砂時計のマークが相手の使えるカードがあると点灯します。

なので砂時計が点灯した場面で相手のデッキのテーマによく入っているカードを想像して、先回りで対策や防ぎ用がない場合の賭けをする事が出来ます。

これはボタン機能をOFFにしていても一瞬だけ砂時計が光るため確実に予想する事が出来ます。

自分のターンのラグは少しの練習ですぐにわかるようになるため、意識をして取り組むだけですぐにプレイングの質が向上します。

②の相手のターンにわかるラグは①より少し難しいです。

なぜなら、相手のターン中は常に砂時計が点灯しているからです。
これにボタンのOFF機能を使われるとラグの確認が非常に困難になります。
やったらやり返される。

しかし発見不可というわけではなく、2つ予測するコツがあるので紹介したいと思います。

A.光っている砂時計は相手の自由時間の場合は回転して、発動確認の場合は止まる

B.フェイズの移り変わりの時にこちらがボタンをONにしている場合、相手に発動可能なカードがあれば同じフェイズが2回表示され、ない場合はそのまま次のフェイズに移行される

この2つです。

Aはそのままですが、ボタンのON/OFFで対応可能(限りなく止まる瞬間が短くなる)ため強い相手ほど把握が難しくなります。

Bはわかりやすく、あんまり世間に認知されていないため他よりもかなりのアドバンテージを得る事が出来ます。

特に今の環境だと幻影ミラーなどでかなりの威力を発揮します。
こちらが先行でいつもの盤面を作った場合を想定します。

この時にミラーで重要になってくるのは幻影霧剣が通用するかどうかです。相手に月、コズ等の速攻魔法があった場合、霧剣を回避する事が出来るため、相手のブレイクソードに対して霧剣を使う事が悪手になってしまいます。

逆に速攻魔法がない場合、霧剣を使わないのは展開を許してしまうという事になるのでこれも悪手になってしまいます。

多くの幻影使いがこれに悩んで最適解を探していますが、これはラグのシステムを知っていれば確実に最適解を選ぶ事が出来ます。

手順としてはターンを返したあとボタンをONにします。
すると、ドローorスタンバイフェイズに自分の霧剣を使うかどうかの確認が出ます。
その時に砂時計の下のスタンバイフェイズと書いている部分に注目しましょう。

相手に使えるカードがある場合、霧剣の発動をいいえにした後にスタンバイフェイズの表示が一瞬消えた後にもう一度スタンバイフェイズという文字が出た後にメインフェイズという表示が出ます。

使えるカードがない場合、霧剣の発動をいいえにするとスタンバイフェイズが消えた後にすぐメインフェイズの表示が出ます。

これによって、先行を取った場合、速攻魔法の有無の確認が出来ます!!遊戯王は先行ゲーです。

先程の霧剣の例の場合、使えるカードが無ければ霧剣を打てば良いし、あれば使わないで霧剣を破壊させて蘇生札として活用出来ます。

ミラーはこういった細かい積み重ねで勝率が変わるため、知っているのと知らないのでは最終的に大きな差が生まれます。

このようにラグを知るだけでこちらだけスキルを使わずにマインドスキャンを使っている状況になるため、絶対的に有利です。

この機会にぜひ覚えましょう!

ここまで読んだ方ならわかると思いますが、ラグを理解しても、相手に何のカードが入っているかがわからないと意味がありません。

なのでここで培った力を活かすためにも1の環境の把握や、自分が使っていないデッキの構築を知っている事が何より重要になります!

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