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70年代のバスジャックとか銀行強盗の話

この記事は7月29日に更新しました。マガジンとしては「6月分の記事」のところ、更新が遅れてしまっており、大変申し訳ございません。

※現在の漫画や映像作品にも影響のある昭和の事件、みたいな話題なのですが、ちょっとセンシティブな内容になります。こういう話は苦手な方も多いかも知れません。

 


 

『バスジャックVR』

先日、FANZAで「バスジャックもの」の新作を見かけました。

完全新作の8KのVR。
FANZAで「タイトルにバスジャックと入る動画」が発売されたのは、2019年の『バスジャックVR』以来、4年半ぶりかと存じます。

(いちおう、現在の検索結果だとこんな感じで……)

※「オリジナルの発売日」の確認が不十分かも知れません。ごめんなさい

2020年代になってからは一度も出ていなかったので、もう「バスジャックもの」の新作は出ないのかも、などと思っていました。

 

「バスジャックもの」というジャンルについて

※正直あまり詳しくないのですが、いちおうの概要として……。認識不足な点があったら申し訳ないです。

1977年10月、乗客16人が乗ったバスが乗っ取られる人質事件が実際にあり、警察が突入する様子がテレビで生中継されました。(その際、犯人の1人が射殺)

そのあと、1977年12月に、日活ロマンポルノの『観光バス・濡れ濡れジャック』が公開されます。

(この映画に、長崎バスジャック事件の影響も入っているみたいです)

それから、1982年にも、社会見学の女学生たちがバスごとジャックされる日活ロマンポルノ『白薔薇学園』が公開されたり……。

1987年のポルノ小説『セーラー服の匂い』や、1996年のエロゲ『悪夢』も、それと近い系統の設定になります。

そして、1990年代後半には、笠倉出版のAV『集団バスジャック』シリーズが年1ペースで発売されました。

1995年~1998年、2000年と5作発売(これは2003年の再録DVD)

このシリーズは1995年スタートで、まだVHSの時代でした。
その後、笠倉出版は『弓道部集団ジャック』や『ベーカリーショップ集団ジャック』など、バス以外も色々とジャックします。

そうして、00年代~10年代にも、色々なメーカーから「タイトルにバスジャックと入る動画」が出ました。

厳密には、「バスジャックもの」と「バスジャックを手段にしたバスガイドもの」は別ジャンルだったりしますけど。

個人的には、『鬼畜ショタバスジャック』とかいう男子小学生の格好をしたオッサンが竿役のAVは「ショタ」を名乗らないで欲しいです。

と、そういう「集団ジャックもの」「バスジャックもの」が、以前はそれなりに出ていたのですが……。
最近は、あまり見かけなくなったように思います。

 

所感

まあ、1977年の長崎バスジャック事件のときに10歳だった世代が現在57歳ですし……。

「銃を持ってバスジャック」みたいなシチュは、令和の題材ではないのかも知れません。

※いちおう、2000年にもネオむぎ茶事件があって、『女刑事ペルソナ』の少年バスジャックなんかは、そのイメージが入っていそうでしたけど。

『女刑事ペルソナ』VI-1(ヤングアニマル 2001年8号)

現状としては、DLsiteの同人でも「バスジャックもの」はほとんど作られていないので、需要がないのかなと思います。

もしかしたら、もう「銃を使ってバスジャック」よりも「催眠アプリ」の方が身近に感じられるシチュなのかも……?

てな感じのところ、今月、久しぶりに『バスジャックVR』が出てきて、ちょっと驚いたという次第でした。

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