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『そしてボクは外道マンになる』の思い出

先ほど、「ジージ秋山伝説」と「妹ブーム研究序説」のうち、過去に公開停止になっていた部分の修正版の投稿を行いました。
それらは「月10回以上更新」のカウントに含みません。連続投稿したのに新しい記事ではなくて、申し訳ないです。

また、2月の更新ペースが遅くなってしまっており、本当に申し訳ありません。
以下は、2018年10月の『二次元ドリームマガジン』に書いた文章の再掲載になります。

※この先、『そしてボクは外道マンになる』という漫画のネタバレが含まれるので、ご注意ください。

自伝漫画

平松伸二先生は、『ドーベルマン刑事』『ブラック・エンジェルズ』『マーダーライセンス牙』『どす恋ジゴロ』といった作品で有名な漫画家です。

このnoteでも、過去に『キララ』『ラブ&ファイヤー』といった作品を紹介させていただきました。

その平松先生が、2016年、『そしてボクは外道マンになる』という自伝漫画の連載を開始しました。

物語は、先生の幼少時代からスタートするのですが、開始5ページ目でいきなり母親がヘビに噛まれて死亡。
次のページでは上京してアシスタントになっているというスピード展開でした。

 

『ジャンプ』の編集者

そのアシスタント先の現場では、『週刊少年ジャンプ』の編集者が木刀を振り回して漫画家を脅迫するのが日常。

『ジャンプ』編集の後藤広喜さん

続いて登場する編集長や副編集長も、病院で葉巻を吸いながら「(原稿を)オトすんじゃねえぞ!!」「オトしたら…地獄へ堕ちろ」と伝えてくる、明らかにカタギではない人相の方たちでした。

平松先生も、後藤編集にブン殴られてアパートの壁を貫通したりしながら漫画を描きます。

これが真実の『少年ジャンプ』の姿なのです!

※『外道マン』の描写は誇張されているかもですが、後藤編集が『アストロ球団』の中島先生に対して「どうして面白いネームができないんだ」と暴力を振るったのは事実だったりします。(『少年ジャンプ 黄金のキセキ』など参照)

さらに、『ドーベルマン刑事』を連載することになった平松先生は、悪役をリアルに描くための取材として、後藤編集の知り合いである本物の殺人犯と刑務所で面会させられるのでした。

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