「妹ブーム」研究・その4(『夢幻泡影』、そして『同級生2』)
この記事の続きです。
『夢幻泡影』(95年7月)
前回、ダークな世界観でストーリー重視のマルチシナリオな「館もの」の流れから、強力な妹ゲームが登場することは必然と言えたかも知れない……みたいな話を書きました。
そして、まさにその流れで現れたのが、1995年7月の『夢幻泡影(むげんほうよう)』でした。
「妹」を抜きにしても館系マルチシナリオの傑作と誉れ高い作品で、たとえば『メガストア』のクロスレビューでは、9・8・9・10の計36点。
これは、過去1年間の最高点でした。(平均は24点で、32点あれば上位5%)
また、『電波男』などの著述家・本田透さんは、『夢幻泡影』を「究極レベルの妹萌えゲーム」と評価。(『「メイドさん」大全』)
ネット上で早い時期から妹ゲーム専門コンテンツを公開していた蓼原シュンさんも、「妹ゲーの最高峰」「これを越える近親相姦系ゲームは当分でないでしょう」と絶賛し、次のように論評しました。
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