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最終ページ、あなたはきっと二度見する。50年前の犬漫画『無頼犬』

『週刊ぼくらマガジン』は、1969年1号から1971年23号まで、1年半だけ存在した漫画雑誌です。

1970年37号(8/18発売)

その1970年37号~46号に連載したのが、『無頼犬(ぶらいけん)』という漫画でした。

「原作・相良俊輔 まんが・池内誠一」

『ぼくらマガジン』といえば、『人形地獄』『かんごく島』『デスハンター』など、読者の子供にトラウマを与える系の漫画が多くて……。
『無頼犬』も、分類するならトラウマ系に入るかも知れませんが、知名度はかなり低いと思います。

10週で終わって、単行本化もされず。
ネット上にはほぼ何の情報もないみたいです。

「無頼犬 池内誠一」でググると図書館&ヤフオクの5件のみ

ただ、瞬間最大風速はスゴい漫画で、けっこうビックリするところがあります。

という感じで、今回は小ネタなのですが、『無頼犬』のネタバレ紹介をさせてください。

 

※記事のタイトルにした「最終ページ、あなたはきっと二度見する」というフレーズは、本来は『笠佐木梓と七人の敵』の帯のコピーです。(『無頼犬』もそんな感じなので、つい…)

 

横綱犬、嵐

『無頼犬』の物語は、昭和30年(1955年)の土佐からスタート。
(連載した1970年から、さらに15年前が舞台です)

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