よく使う露出モード、測光モード
連続投稿が途切れて、note投稿の情熱が冷めてしまって以来。
書くどころか、noteのダッシュボ ードを開くのもおろそかになってしまっている。
週に1~2記事に投稿するとか言っておきながら、すでに1ヶ月が経過。
その間にもフォロワーがいつの間にか45に増えていた。僕のつたない文章でもこれだけのフォローワーになってくれているのにはとても感謝、ありがたく思う。
そんなフォローしている方々がいるのをみて、今回、記事を再び書く気力がわいて出きた。
冒頭の写真は12年間使い続けているD800Eの右肩後部。
これだけ使い込んでもまだいけている。
いまだ修理に出した事もないのだ。
ニコンのカメラ、スゲーな。
これがニコンを使っている理由でもある。
さて、久々に、今回は何を書こう?
とりあえず、最近久々に動画ではなく、スチル撮影の業務を行ったので、カメラの露出設定について書いてみることにする。
今回撮影した写真は、著作権は持っていないのでここに掲載は出来ないので悪しからず。
撮影したのは、ケニアで活動する日本人などの撮影が主なもの。
ナイロビ近辺の撮影地を1日2~3箇所の撮影業務を4日間行った。
それぞれの移動も遠かったり近かったり。
車は手配されていたので、撮影に集中する事が出来、助かった。
D800EもD850も、今となっては古くなったカメラたち、新しいカメラはもっと変化しているはず。僕が語っているのは一昔前の一眼レフカメラを使っての話となるので悪しからず。
そのつもりで読み進めていただけると幸いです。
また、すべては僕の独断と偏見です。
業務に使用したカメラとレンズ
使った機材は、ニコンの一眼レフ、長年愛用す るD800EとメインのD850の2台体制。
レンズは、AF14-24mmF2.8、AF24-70mmF2.8、シグマAF120-300mmF2.8。
以前記事にした、Ais50mmF1.2、AF85mmF1.8などもカメラバッグに忍ばせていたが、結局、時間的余裕がなく出番はなかった。
ズームレンズは便利だな
初めての場所での始めて会う人の撮影、臨機応変に短時間にいろいろなシーンが撮影できるズームレンズはとても便利。
僕は、ドキュメント的な撮影で、時間的余裕のある場合は、結構50mmを多用する。
そんな感じで、印象的に撮ってやろうと忍ばせていた50mmや85mmではあるが、今回は駆け抜けるような撮影だったので、カメラバッグの中の肥やし、バラストとなったに過ぎなかった。
ライティング機材
今回は、ストロボも4灯に、二個のライトボックスとレフ版、それぞれのスタンドとホルダーを準備していたのだが、結局クリップオンでそれぞれのカメラに取り付けたストロボのみを、バウンスさせて使用したにとどまった。
撮影に準備する機材
撮影に出かける際、あらゆる状況を想定して、最高の結果が出せるように、持っている機材を準備する。
今回は、ロケハンも何も無く、撮影地や被写体の情報もほんの一握りしかもらっていなかったので、機材が多くなっ てしまっていた。
使う可能性が一握りでもあって、その機材によって結果が大きく向上する見込みがあるのであれば躊躇なく、カバンに詰め込むのが、僕の撮影スタイル。
それを使おうと使うまいと、それはあまり問題ではないのだ。
重要なのは、よい結果を出すこと。
例外として山登りや、国外出張、また移動が自転車や、徒歩になる場合、フットワークが非常に重要なファクター。
そんな場合は機材を絞って吟味する事になる。
よく使う露出モード
今記事のメイン、
僕の場合、最もよく使う撮影モードはMモード。
測光モードは大抵、中央部重点測光。
理由は、被写体に一度露出を合わせてしまえば、被写体の背景が明るくなっても暗くなっても、露出が固定されて被写体に合っているので安心。
一番露出を外さない設定なのだ。
あらかじめあわせてしまえばそれでOK。
背景に応じて露出補正して調整する必要もない。
一度、露出を合わせてしまえば外さないのがマニュアル露出のメリット
一度どこかで露出をあわせるのであれば、スポット測光でも良いのでは?となる。でも、撮影中に露出計が振れ過ぎて、露出が合っているのかいないのか、訳がわからなくなってしまう欠点があるので、中央部重点測光を使う。
後は撮影中に、どこを基準に露出を合わせるかで、絞りとシャッター速度、またISOを変化させる。
もちろんISOも固定しないと、意に反して勝手にISOが変化して写真の明るさが変わってしまうので、この場合ISOオートを使用しない。
この設定が今のところ、僕にとって最も理にかなった設定となっている。
だからといって、いつもこの設定が良いとは限らない。
状況によって設定を使い分ける。
この設定にしておけばいつでもOKというのが存在しないのも、またカメラの醍醐味。
マルチパターン測光はマニュアル測光には向かない
マルチパターン測光で無く、中央部重点測光を選ぶのは、露出計がどのように計測しているのか、僕にとっても理解がしやすいから。
マルチパターン測光は、状況に応じて逆光補正したり、またしなかったりと、撮影中、マニュアル測光に設定していると、露出計が予測に反して動いたりしてしまう。
だから、マルチパターン測光は露出モードをマニュアルで撮る場合はあまりお勧めではない。
マルチパターン測光を使う状況
屋外で、日が出たり曇ったりと、刻々と光が変化する状況下での人工物の撮影の場合、マルチパターン測光に、絞り優先なんかもよく使う。
状況によってはマルチパターン測光は非常に優秀。
こちらが下手に露出補正しないほうがよい場合も多々あるのだ。
それが逆に、露出補正するべきかしないべきか分からなくさせられるのが、いまどきのマルチパターン測光。
いまどきといってもD850の時代です。
完璧に露出を出してくれるのであれば良いのだけれど。
そうでもないのがまた、醍醐味なのだろうな。
醍醐味というのは、撮影者の意思が介入する余地というか。
すべて完璧になってしまったら、カメラマンの存在意義がさらに薄れていってしまう。
状況によってはプログラムなんかもたまに使う。
ただ、選びたい絞りから大きく外れることも多々あって、撮影していてストレスがたまるのであまり使わない。
ある意味全自動、一番思い通りにならないモードでもあるな。
シャッター速度優先はあまり使わない。
シャッター速度を選びたいときは、マニュアルに設定してISOオートにして選ぶのがほとんど。
使い慣れた親指で動かす露出補正が、人差し指のダイヤルになってしまうので使いづらいからだと思う。
僕の場合、露出補正は右手親指で設定するように刷り込まれてしまっているのが理由。
人差し指のダイヤル、欠点はシャッターボタンから指を離さなければならない点。
露出補正は随時調整できる状況でありたい。
D800EもD850も露出補正ダイヤルが独立していないので、シャッター速度ダイヤルと露出補正ダイヤルが共用なので、ちょっとやりづらい。
やはり、露出補正ダイヤルは独立した、ダイヤルであってほしいとつくづく思うのだ。
露出設定で心がけるのは、白とびしない事。
ケニア人が炎天下で、白いシャツなんかを着ているとなかなかの輝度差で露出が厳しい。
でも、いまどきのデジカメのダイナミックレンジ、白いシャツを白飛びさせないように撮っても、黒い肌の影の部分も黒つぶれせず、ディーテルを保って出してくれる。
ここまで露出のラチチュードが広いのであれば、適当にオートで撮っても良いなと思う今日この頃。
ネガカラーフィルムよりも露出は寛容だとおもう。
要は白とびさえしなければ良いのだな。
ある意味、撮影していても撮影に対する気が抜けている気がする。
ポジフィルムで、露出計で計測しながら撮影していた日が懐かしいな。
だらだらと書いてしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。