11/5 修学旅行がしたい
修学旅行がしたい。
別に学生時代に不慮の原因で行けなかったわけではない。
学生時代には修学旅行になにも問題なく行けた。
あの頃心の底から楽しめていたのだろうかと、大人になったいまふと思う。
僕の記憶では、なにかこう、少し斜に構えたような態度で修学旅行に臨んでいた気がする。
思春期特有の自意識がそうさせたのかもしれない。
自意識で言えば思春期と負けず劣らず今も飼っているが、そんな僕が思う最近思うことは、修学旅行がしたい、だ。
修学旅行とは奇妙な行事だ。
もちろん仲の良い友達と行くのは楽しいのだが、学校にいる人、クラスにいる人、全員と仲いい訳では無い。
でも行くのだ。
一緒に班として行動して、やりたかったのかもわからない体験学習やオリエンテーリングなどをする。
大人になってからあるのだろうか。
特段仲の良くない人と1日中遊ぶことが。
だけど今はそれがしたい。
修学旅行で初めて話す異性のクラスメイトや、引率の先生のいつもとは違う感じ。
もうこの年からだと決して体験できないだろうなと、最近常々感じる。
年齢を重ねると、過去がとても魅力的に感じる。
可能性の塊に感じる。
ここ最近とても感じてきた。
じゃあ今現在は、これからの未来によかったなと、戻りたいなと思えるのだろうか。
今はそうは思えない。
あの時学生時代もそうだったように。
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