さんさ踊りの思い出
盛岡に住んでいる叔母とLINEをしていて、今日で無事にさんさ踊りも終わったよ、ときた
さんさ踊りとは、盛岡の盆踊り的なやつで、浴衣着て花笠を被り、太鼓や笛、鉦などが奏でる音に合わせて踊ったりそれを見たりするお祭り
だいたい8月の最初の3日間におこなわれてる。
駅前や県庁がある道路を全部歩行者天国にしてやる結構盛大なお祭り、というイメージ。
盛岡に住んでいた子どもの頃、参加して踊っていたんだけど夜に子ども達で出歩いたり屋台でご飯食べられるのが楽しかった。
さんさ踊りの振り付けは公式なものと、地区ごとによって違う、伝統さんさというものがある。
祖母が伝統さんさの保存会?に入っててそれに連れられて私もその地区の伝統さんさを踊っていた。
私の地区の振り付けは結構激しい感じのも多かったし、2人1組になって踊る振り付けもあってバラエティに富んでいて、公式の振り付けよりダンス感があって楽しかった。
そのさんさ祭りに備えて、数ヶ月前から週に2~3回くらい練習があって公民館に集まるのだが、歳の近い子どももいるのでそいつらといるのも最高に楽しかった。
夜なのに一緒にいてもいい!という高揚感があって休憩時間になったらすぐ鬼ごっこなどをしたり、座布団を入れている押し入れに隠れたりしていた。
一緒に遊んでる少し歳下の男子が、爆笑しすぎてそのままゲロ吐いてた日があったのが面白かったのと驚いたのとでずっと覚えている。
お祭りの当日は浴衣着て向かうんだけど、何よりも重要なオシャレアイテムがある。
手首に巻く棒みたいなやつなんだけど、袋から出してポキッと折ると、なんと数時間光るの!
色は様々。
それを付けるのがやっぱり最先端のオシャレだったなぁ。
そんでプリクラとか撮るねん。
裏ピースやさらに手を捻った、裏裏ピースで撮るねん。
ポージングは、当時勢いがあったティーン向け雑誌のピチレモンを熟読して学んでいた。
祖母が私達の心配をしてあっち行くな、こっち行くなって口うるさく言ってきて、私がわーかってる💥💢💥💥💢💥つって全然分かってなくていろんなところ行った思い出
祖父母って孫に激甘なイメージがあるけれど、私は一緒に住んで毎日いたし、夜勤の母に代わって、しつけとかもしてくれてたし、それに対して反抗しまくってたから普通にブチ切れられたりしていた。
さんさ踊りって地元では有名なのでお祭りだけじゃなくて運動会でも踊らされてたんだけど、サビで
さっこら〜ちょいわやっせ
って言う掛け声があるのね。
なに?って感じだけど、 意味とかあんまない。
幸せよこい、みたいな。
でクラスのお調子者が、さっこら〜ちょび髭やっせ〜て替え歌にしてて、周りのクラスメイトとか私とか大ウケした記憶もある
そんなことを思い出した日でした。
あのとき一緒に踊ってた周りの子ども達とか今なにしてのかな〜とか思ってみたり。