YouTubeチャンネルの売買（M＆A）のリスクについて
どうもみなさんこんにちは🙋♂️
乳栗育夫です🙇♂️
最近結構いろいろなところで、「YouTubeチャンネルの売買（M＆A）」の話を聞くんですよね〜😳
ch売却の話をしてきました。
— あお@YouTube数本で伸ばす人 (@Ao_Youtube_edit) April 21, 2021
今の自分のchの話が成立したとすると
1500〜2500万円
で売れるとのこと。
基本ch売買は、
月の利益×15〜25倍
が平均らしく..凄いびっくりです
こういうの何個も作れば
凄い儲かるじゃん😳
友達のあお君もこういう話が来たとのこと🙇♂️
また古くからYouTube業界にいるぱぱおやじさんもこのようにおっしゃっています🤔
チャンネル売買って、管理者変更後に再生ダウンするケースが多くて一時期下火だったけどまた盛況みたい。前みたいに違法動画で錬金して売却する輩が出てくると、また逆戻りするかも。こういうのは一定サイクルで繰り返される。歴が長いと見えることもあるね。数年前は億超えのオファーも普通にあった。
— ぱぱおやじ🌴フロリダ生活たれ流し (@papaoyaji07) April 21, 2021
長くYouTube業界にいる方は、
何度も目にした光景で、
まさに「歴史は繰り返される」とはこのことか！
と思う場面なのですが、
ここ2年以内ぐらいに参入された方は、
このチャンネル売買の【とっても危険なリスク】について、
何もわからずドツボにハマってしまうと辛いなと思ったので、
今回は「チャンネル売買（M＆A）の闇について」note書いちゃいます！！🙇♂️
実はこのチャンネルの売り買いって、
結構昔からある話で、
僕の知り合い、というか昔いたコミュニティの方やパートナーとして一緒にチャンネル運営していた方などは「売る側」も「買う側」も経験していました。
僕は側から見ていただけなんですが、
まぁまぁ結構な悲劇に見舞われていたので、
その内容をここでシェアして少しでも被害者が減ればいいなと思っています🙇♂️
この情報自体は結構出回っていますし、一時代は凄い数の人たちが売り買いしていました。
その時代にYouTubeをガチでやってた人なら知っていると思います。
なのでリスク承知で売買する人はこの記事を別に読まなくてもいいんじゃないかな〜って思ってますが、
何も知らない人は無料なので取り敢えず読んでおいても損はないかもしれないです！
YouTubeチャンネルの売買（M＆A）とは？
その言葉のままですが、
YouTubeチャンネルを「誰かに売却」or「誰から購入」するということです。
チャンネルなんて売れるんかいな？😅
って思う人も多いと思うのですが、
これが実に結構びっくりで・・・
こちらのサイトを一度見てください。
https://sitestock.jp/index.html
見ていただくとわかるのですが、
YouTubeチャンネル含め様々な【SNSアカウント】や事業の売買が行われているサイトです。
どれもそれなりの金額で取引されているのですが・・・・
「これ…結構悲劇ありますよ？」
売る側のリスク
まずチャンネルを売る側のリスクです。
あなたが育てたチャンネルを売ると言うことですね。
例えば先ほどのサイトであれば
こんな価格帯で売却できる可能性があるということです。
一応ここに載せたのは希望額という形のものですが、
交渉が数件入っていたので多分これぐらいで普通に売れるでしょう。
ですが簡単にいうとこれは「大きなリスク」でしかないです。
売却してお金もらってどこがリスクなの？
って思ってしまう人が多いのもわかります。
でも【先のことを考えていますか？】という話です。
例えば、
もう「二度とYouTubeをやらない」というのであれば、
それもいいかもしれません。
ですが、YouTubeで横展開していくなら絶対にやめた方がいい🙅♂️
これは僕の知り合いで「実際にあったケース」ですが、
その方はYouTubeチャンネルを売却し多額のお金を手に入れてウハウハしていました。
YouTube運営のプロなので、
それなりに横展開もチャンネル量産もしているような方だったのですが、チャンネル売買から半年ぐらい経ったある日・・・
突然アドセンスに紐づいているチャンネルが「全てBAN」されました。
ひたすら「健全に運営」してきた彼に取っては、
意味不明な出来事だったそうです。
僕から見ても、複数の運営チャンネルは健全なものしかなく、
広告も全チャンネル、全動画、全てが緑というレベルです🤔
では、何が原因だったのか？
なんと・・・・
「売買した後の運営者」の運営の仕方が問題だったのです。
つまりはこういうことです。
伸びているチャンネルを購入した。
⇩
同じように動画を投稿していったが伸びない。
（運営者が変わるとフル外注でも再生数は大幅に落ちます。）
⇩
高いお金を出して購入したチャンネルだからなんとかして利益を出さなければいけない。
⇩
収益化はしているため、際どいノウハウに頼って目先の再生数を追ってしまう。
⇩
ひどい場合は違法アップロード、どエロなどなど
そうなった場合、売却したチャンネルがBANされますが、
YouTubeは【紐付きBAN】というものがあります。
例え過去にリンクを外したアドセンスアカウントであっても、
立ち上げ時に紐付けた場合は関連性があるとみなされ、
芋づる式にBANされます。
またYouTubeは「チャンネルの売買は認めていない」（この辺りは今はどうなのか詳しくは知らない）ため、
売ったから関係ないという言い訳は通らないわけです。
これがチャンネルを売ることの大きなリスクです。
これを読んだ人は、
売るときに「契約で縛ればいい」という声が聞こえてきそうですが、
それは無理です。
グレー範囲なんてものは主観でしかないし、健全に運営しているつもりだったと言われてしまえば、法的に縛れないです。
（法律家じゃないので詳しくは知らないです。専門家の補足あればお願いします🙇♂️）
また、仮にその売り先の人間が真っ当であったとしても、
その人がまた別の誰かに売ったら？
どんどん誰が管理しているかわからないチャンネルになります。
３件向こうの売り先の人が悪さをして自分にまで被害が来るのって正直コスパ悪いと思います😅
というわけで、チャンネルを安易に売るのはリスクが高いよって話です。
売ったチャンネルの事例（2021年5月21日追記）
すごくわかりやすい事例があったのでご紹介します。
こちらのチャンネルですが、新垣結衣さんと星野源さんが逃げ恥婚をした直後に動画のスタイルが変わっている典型的な購入チャンネルです。
また画像の情報からもわかるように場所は「アメリカ合衆国」になっておりチャンネル開設日は2009年5月30日。
長期の運営歴からもわかるように収益化だけは済んでいるチャンネルだったようで、それを日本人の無断転載ヤーが購入して違法アップロードを繰り返しているというような状態です。
前のチャンネルの持ち主なのか演者なのかはわかりませんが、海外で運営されていたチャンネルであり、そこから無理矢理「逃げ恥婚」関連の動画をねじ込んでいることがわかります笑😅
さてこんな違法アップロードをねじ込まれたチャンネルの末路は考えるまでもありませんね😰
買う側のリスク
次に買う側のリスクとして、
これも理屈としては似ています。
どういうコンテンツを投下して育てたチャンネルなのかは買う側にはわかりません。
違法コンテンツなのか、際どいものなのか。
チャンネル売買って、管理者変更後に再生ダウンするケースが多くて一時期下火だったけどまた盛況みたい。前みたいに違法動画で錬金して売却する輩が出てくると、また逆戻りするかも。こういうのは一定サイクルで繰り返される。歴が長いと見えることもあるね。数年前は億超えのオファーも普通にあった。
— ぱぱおやじ🌴フロリダ生活たれ流し (@papaoyaji07) April 21, 2021
まさにぱぱおやじさんのこのツイートにもあるように、
違法動画で錬金して売却を繰り返す輩も多いです。
百歩譲って元々の「チャンネルのブランディング」ごと売ってもらえるならまだしも、
世の中には収益化済みというだけで数十万円で購入する人もいるご時世😅
非常にリスクの高い買い物です。
例えば、あなたがチャンネル購入を検討しているとして、
その購入前のチャンネル運営者が、
「どれだけペナルティをもらっているのか」も
「規約違反を犯していたのか」も調べる余地がないからです。
仮に、かなりいろいろやらかしてしまっていて、
もうそのチャンネルが、
使いものにならなくなったから、
売ろうとしているケースもたくさんあります。
僕の知人のケースでは、
海外の収益化済みのチャンネルを購入し、
そこに漫画チャンネルや
ラインスクロールチャンネルを
投下していっていました。
数年前なので、
それでもそれなりに再生数は取れていましたが、
やはり数ヶ月すると「原因不明の収益化停止。」
これは購入が原因かどうかは判っていませんが、
原因が特定できないという怖さもあります。
一時代前に「漫画動画が集団的に収益化停止」になった事件がありました。
その時の漫画動画って、
今みたいに動きがあったりフル声優ボイスの豪華なコンテンツじゃなくて、
漫画がスライドされていくだけで、
声も入っていない時代だったんですが、
「声が入っていないから収益外された〜」って言ってる人多かったです。
ですが、僕が見る限りでは、
「チャンネル買って運営している人が停止」されてました。
仮にそのチャンネルは買ったものじゃなかったとしても、
過去に購入履歴があり、アドセンスなど、
どこかしらで紐づいているケースですね。
あれこれ小手先で何かをやるよりも、
しっかりと「愛情を持って育てていく」こと、
そして「捨てないこと。」
これが何よりの近道だと僕は思います🙇♂️
「チャネル量産して売却で稼ぐぜ！！」
って人は一回しっかり調べて考えてみてから、挑戦しても遅くないと思います😅
もちろんうまくいくケースや何事もないケースもたくさんあるので、
やるならやるで自己責任ですが僕から言えることは一つ、、、、、
この行為を
【YouTubeは認めてない】ってことです。
それがどれだけ怖いことか🙇♂️💦
僕はYouTube様の靴の裏を舐めて生きてますので、
裏切るようなことはできないです😥
どうでしょうか？
僕は、何も知らずに「チャンネル売買（M＆A）」を行おうとしていた人を少しでも救うことができたでしょうか？
「救われた〜」「いやぁ救ったんじゃね？」って思った方はnoteのいいねボタンとTwitterのフォローとか他にもnote書いているのでよかった読んでください🙇♂️💦
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