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2021年9月20日 満月カフェ - 企画を思いついたときの話
この企画をひらめいたときの話をしよう。
それはあるイベントの帰り道だった。
わたしの尊敬する友人から、音楽とアートを掛け合わせたイベントでワークショップをしないかと声をかけてもらい、それに参加した。
自分一人で、お客様の前でアートワークを提供するのは初めてのことだった。
それまではアート仲間とイベントを開催したり、サポートをしたりするだけだったので、困れば周りに誰かを頼ることができた。しかし今回は一人。
不安がなかったわけではないが、どうしてかワクワクが勝った。
初めてその話を聴いたときに、迷いはなかった。
是非やりたいと即答した。
そんな自分にびっくりしたほどだった。
2018年にアートセラピーに関する一通りの学びを終え、
いつでも誰かにワークを提供できる状態だった。
開催場所を探したり、ワークを考えたりしてみたこともあった。
けれども今一つピンと来ず、そのままになっていた。
周りの仲間が自分で企画して開催しているのを見て、
すごいなーと思っていた。
何かやればいいのに、と言われても、
どうしてもやる気にならなかった。
そんなこと言わないでくれって思ったし、そう伝えた。
何かタイミングが違う、と思っていた。
そうして仲間の活動のサポートをしたり
その時自分ができることを続けていた。
今から思えば、ワークづくりに自信がなかったし、
セラピストとしての自信もなかった。
もしかしたら、「すごいこと」をしようと
し過ぎていたのかもしれないし
理想が高すぎたのかもしれない。
その時の自分にできること、でよかったし、
それでしかないのに。
あとは、仕事にも生活にも、疲れきっていた。
仕事はうまくいかないわ、プライベートは落ち着かないわ。
日常生活に精いっぱいで、自分の活動にそそぐエネルギーなど
残っていなかったのだ。
それが、昨年の10月、ASOVIVAと出会い、働くようになり、
自分のことを認めてくれる人たちと過ごし、自分のしたいことをしていたら、どんどん自分を認められるようになっていった。
自信もついた。
自分も誰かの役に立つことができるんだ、って思えた。
自分らしく生きられていると感じた。
自分に価値がある、ってアファメーションもつぶやいた。
ようやく自分の人生を歩めているように思えた。
それが本当に嬉しかった。
それから半年が過ぎようとした頃に、その友人から話をもらった。
今年の4月か5月くらいのことだった。
繰り返しになるが、迷いはなかった。
自分のワクワクに従った。
その頃もプライベートでも様々なことがあり、
とにかく自分を大切にする時間を過ごしていた。
離れていく人もいた。自分から距離をおいた人もいた。
そうしてどんどん要らないものを削ぎ落として、好きなことをして、を繰り返していった。
余計なものを手放して、自分自身のことにエネルギーを集中させることができていったように思う。
そうしてようやく動き出せた自分がいた。
誘いに乗るかたちだったけれども。
ようやくだった。学びからはもう3年が経過していた。
初めてのイベントでのワークは、どちらかというと工作に近いものだったが、想像力を働かせられるようにとか、音楽と掛け合わせたりとか、工夫を凝らした。
音楽を聴くのに飽きた時の場所にと、じっと聴かなくていい、という主催者が大切にしていることも実現できた。
こんなご時世の中、イベントは大成功で、お客様にも喜んでいただけた。
よかった、という安心感と、本当に楽しかった、という高揚感でふわふわした気持ちの帰り道だった。
そんな時に、急に何か天から降りてきたように、今回の企画を思いついた。
また何かしたいなーって思っていたら、
ぴかーん と 何かがおりてきた。
そんなこんなで今に至る。
自分の中では、
自分が企画したイベントの第2弾。
ここからまた、広がっていく予感がしている。