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「人とのつながりにを大事にしたい」サークルの魅力・活動にかける思い- 日本模擬国連日吉研究会インタビュー(第2回)

今回は慶應義塾大学の日本模擬国連日吉研究会の小林真子さんと佐藤茜音さんにお話を伺いました。
インタビューは終始和やかな雰囲気でお応えいただき、非常にお二人の熱意が伝わってくるようなインタビューでした。

概要:

日本模擬国連日吉研究会(慶應義塾大学日吉キャンパス)
日本全国に展開する日本模擬国連の支部で、国連総会などの国際会議をモデルとして一人ひとりが各国の大使になりきって交渉や議論を会議形式で行っていくサークル。
会議の他にも親睦を深めるようなおしゃべりやゲームなども行っている。
通常の活動は毎週金曜日18:00~20:00(現在はオンラインのため20:00~22:00)

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連載 第1回『「みんなが笑っている雰囲気を守りたい」- 居場所を感じられるサークルに』
連載 第2回『「人とのつながりにかける熱い思い」サークルの魅力・活動にかける思い』
連載 第3回『「コロナでも繋がるオンラインでの工夫」サークル運営、活動全般について』<1月26日火曜日配信予定>

インタビューをお受けいただいた方々:
 小林真子(こばやしまこ)さん - 2年生、日吉研究会会長(第25期)
 佐藤茜音(さとうあかね)さん - 1年生、日吉研究会次期会長(第26期)

インタビュアー:
 金亨喆、渋谷慧佑、尾本将太(Shakr inc.)

編集:
 尾本将太(Shakr inc.)


第2回ではサークルの魅力や活動にかける思いについてお話しいただきました。人の思いやりがとても伝わってくるインタビューでした、ぜひご覧ください。

インタビュー本文


・なんでお二人は代表をやろうと思ったんですか?

小林さん)
私は一年生の時点では特別コミット率が高い人ではなかったんですけど、役職選挙の時期に模擬国連って自分にとってなんだろうって思ったときにいろいろ考えた中で、一つの国際問題について様々な背景を持った学生、いろんな性格の学生が一堂に会してすごく積極的に議論をする、自分たちがその国の立場になって議論し合う、本当に真剣に議論をし合うその会議の雰囲気って普通のサークルでは味わえない模擬国連ならではの魅力だなって私は思ったんですね。

私の前の会長がすごくサークルの中心となってみんなを引っ張っていくタイプで、みんなを引っ張りながら新入生をすごく盛り上げてくれる、みんなを笑顔にしてくれる会長だったんですね。

そのサークルの活動の中でみんながすごく笑っている雰囲気ってすごくいいなって思って、その雰囲気を私も守りたいなっていうのが大きなきっかけでした。

インタビュアー)
佐藤さんはやってみようかなって思ったきっかけはなんですか?

佐藤さん)
コロナから始まった大学生活なので予測がなんにもつかない中で、日吉研究会ってすごく暖かく受け入れてくれて、すごく尊敬できる同期だとか先輩と出会えて、一人ひとりに対してそれぞれ違う魅力を私は感じて一年間過ごしていて、みんな魅力をもっているからもっとサークル全体にみんなのいいところが発揮出るような環境を作ってみたいなって思ったんですね。

同時に、今年引っ張ってくださった先輩方をみていてすごい理想なんですよね!

真子さんが中心になって個人的にいつもありがとうみたいなメッセージを色んな人に送っていたり、新入生の見えないところでめちゃくちゃ一生懸命考えてくださっている姿とか、役職を考えだしたときに少しずつ見えてくるようになって…

こんなに一生懸命に考えてくれていてすごいつらい思いがあって、私たちの楽しいがあるんだなっておもったら、私たちの次に入ってくる代にも楽しいを経験してほしいから、そのための苦労っていうのをしてもらった分私も還元していきたいなって思ったっていうのがきっかけですかね。

インタビュアー)
これから自分がまとめていく上で佐藤さんは自分がどんなことをしたらうまくまとめられると思いますか?

佐藤さん)
日吉研究会にあつまる理由って必ずしも模擬国連だけじゃないと思っていて、模擬国連を好きでやっている人もいればコミュニティが好きでやっている人もいるし。

みんな日吉研究会にいる理由ていうのは人それぞれだと思うので、そこの多様性っていうのは大事にしていきたいなって思ったときに、自分の中に目的意識をそれぞれが持ってもらうことでそれぞれが求める日吉研究会、多様性を認めながら一つのコミュニティとして成り立つんじゃないかなって、理想的な話ではあるんですけど。

必ずしも理由は高尚なものではなくてもよくて、友達とわちゃわちゃしたいからとかもすごく素敵な理由だと思うから、そういうのをみんなに考えてもらってすべてを受け入れられるような運営を心がけていきたいなと思ってます。

そこに私がみんなに感じたいいところも現れてくるのかなって思っているので、そういうことを通じて素敵な運営ができたらと思っています。

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・これから入ってくる一年生に伝えたいことは、コロナ禍の中で何を届けたいですか?

佐藤さん)
日吉研究会にいる「人」を感じてほしいとすごく思っていて、ずっと一年間オンラインで活動してきましたけど、先輩方が一生懸命運営してくださってる暖かさを感じたりとか積極的にコミュニケーションとってすごくいろいろ考えてくださってるのもすごく伝わってきて、やっぱり日吉研究会にいる人って一人ひとり魅力があると思うんですね。

でも自分の魅力ってこれですって言えるのって私も含め難しいなと思うので、「あなたこういうところが素敵だよ!」っていうのをお互い伝えあって、「自分ってこういう事ができるんだ」とか自分に自信と居場所を感じてほしいなあと思います。

現に今年運営してくださった25期(小林さんの世代)の先輩方から私はそういうものを感じたので、同じようにさらに伝えていけたらと思っています。

インタビュアー)
先輩からそういうものを感じて受け継ごうと思えるのが素敵だなと思います
理想を追い続けてほしいですね。


・どういう人にサークルに入ってほしいですか?

佐藤さん)
考えることが好きだったり人と関わるのが好きっていうにはぜひ日吉研究会には入ってもらいたいなっておもっています。

(私は)人と関わることで学ぶことがとても多かったし、会議っていうのは人とのコミュニケーションなので、「大学生だしなんかためになることやりたいな、けど何やっていいかわからないな」みないな人にこそ日吉研究会を知ってもらえればなと思っています。


・日吉研究会の魅力とは

小林さん)
まずは多様性を受け入れる寛大さというのは一つ大きくあるかなと思います。

それをこの(世)代だけじゃなくてずっと前の代から多様性を受け入れる寛大さは引き継いできていると思います。

インタビュアー)
なにかエピソードなどはありますか?

佐藤さん)
もっと仲良くなりたいなって思って企画を何人かの新入生で集まって考えたんですね。

Zoomの企画がやりたいなとかこういうゲームができたらもっと楽しいだろうなとか考えたんですけど、会ったこともないちょっと前まで高校生だった人が「これやりたいです」って会長の真子さんに言ったら、真子さんすぐに「いいよ」って言ってくださったんですよ。

しかもそれを「いいよ」で放っておくんじゃなくて、「自由にやっていいけど、なにか困ったことがあったらすぐ言ってね」みたいにして、先輩と真子さんでLINEのグループもわざわざ作ってもらって「全然一人で抱えないで先輩に投げていいんだよ」みたいに言ってくださって。

なんでこんな会ったこともないよくわからない子のやりたいことを尊重してくれるんだろうって感動した事があって。
新入生がやりたいことっていうのを最大限に尊重してくれたのは多様性を受け入れてくれてる私が感じたありがたいお話だなというふうに。

小林さん)
日吉研究会内でたとえば模擬国連の会議頑張るとか、コミュニティみんなでの交流を楽しむことにコミットしてる人ももちろんいるんですけど、そうではなくて外でいろんなことに打ち込んでる人がいる中で、日吉研究会にコミットできない人は少なからずいるとおもっていて。

そういう人たちに対して日吉研究会の活動に来られないから、もう出ていったほうがいいよとかいうのはなくて、それを受け入れるのは当然として「(他に)どんな活動してるの?」とかさらに外でやっていることに興味を持って情報交換をしたりできる部分も魅力なのかなとは思います。

佐藤さん)
一人ひとりがほんとに魅力的なんですよ、日吉研究会にいる人って!

魅力ってあってもなかなか自分の中で発揮できなかったり、自分が自分自身を見てなんだろうって考えたときになかなか出てくる人って(あまりいない)と思うんですよ。

なにかに挑戦してうまくいかなくっても受け入れてくれるし、みんな議論が大好きだから「なんでダメだったんだろうね?」「どこが良くなかったんだろう?」みたいなことを一緒に考えてくれたり。


多様性を認めてくれているからこそ自分を発揮できる、それぞれの「こういう方面で活躍してる人がいるんだ」とか「こういう事考えてる人がいるんだ」とか結構普通にお話してるだけじゃわからないその人の魅力がわかりやすい、自分をいい意味でさらけ出している環境っていうのがすごい魅力だなと思います。

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・次の新入生にひとことお願いします!

佐藤さん)
勉強を頑張った先には楽しいこともあるし、晴れて大学生になれたし「自分頑張った!」って思ったけど、サークルに入ってみたら自分なんて比にならないくらいすごい人がいてもっと頑張らなきゃみたいな刺激をもらえたり、そういう環境っていうのをぜひいま勉強頑張っている受験生にも感じてもらえるようなサークルにしていくので興味を持ってくれたら嬉しいなと思います。

インタビュアー)
ちなみになんですけど、まだサークルに入れてないいまの一年生とかも入れたりするんですか?

佐藤さん)
もちろんです!大学2年生から新しく一年目として入って大学1年生が多い中でも仲良くしてる人って同期にもいるので、「一年生に囲まれて」とか「同級生に敬語使うんですか?」みたいなそういう不安っていうのは日吉研究会全く感じる必要はないと私は一年間いて思いました。

小林さん)
日吉研究会っていうのは会議を通して成長したい人だとか大学生活で思い出を作りたいっていう人とかほんとにそれぞれ異なる目的を持っている人が集まっているので、どんな人でも少しでも興味を持ったら遊びに来てほしいなって思ってます。

もちろん入ったからには日吉研究会の人たちは誰一人おいていかないって私は思っているのでそこは本当に安心してほしいと思っています。


編集後記

小林さん、佐藤さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
インタビューはお二人の力強い想いがとても伝わってくるもので、記事にしていても力を込めたくなるようなものでした。
そんなお二人が運営に関わっている日本模擬国連日吉研究会は、誰もおいていかない、みんなで切磋琢磨していく、そんな良いサークルだと思います。
公式のSNSも頻繁に更新しているようなのでぜひ見に行ってみてください!

Twitter: @hiyo_ken
ホームページ: https://www.jmunhiyoshi.com
Instagram: @hiyoshi_mun
Facebook: @jmunhiyoshibranch

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