厳島の奇跡をもう一度【紫ギアス四聖剣デッキ解説】
はじめまして。色んなカードゲームの浅瀬でちゃぷちゃぷやっております、瀕死のタイタン(https://x.com/titandead_6_6)と申します。
さて、先月末に進撃&ヒロアカ新弾が発売されたかと思うや否や来週にはもう新規IP「SHY」が参入ということでユニオンアリーナ、大変盛り上がっております。というわけで、特に今なにかでトレンディというわけではありませんが、個人的に好きなデッキであるコードギアスの「四聖剣」デッキについて解説させていただきたいと思います。
私の観測範囲では、このアーキタイプに関する解説記事を見つけることはできませんでした。大会結果などを見ますと、華々しい成果を挙げておられる方も散見されますので特に結果を出したこともない分際で偉そうなことを書くのは気が引けますが、これから組み始めようという方の参考にはなるかということで恥を忍んでやらせていただきます。読者の皆様の中に四聖剣有識者兄貴がいたらボロクソに貶したうえでより洗練された知見を共有してもらえると随喜の涙を流します。
*カード画像はユニオンアリーナ(https://unionarena-tcg.com/jp/)公式から引用させていただきました
どんなデッキ?
0~3エナ帯の「特徴:四聖剣」をレイド藤堂2種の効果で支援して殴りきる高速ビートダウンデッキです。
特にエース「月下(藤堂機)」は起動効果の500バフに加えてアタック時に特に条件なくアタッカーを1体起こせる驚異のバリューを有しており、ユニオンアリーナ第一弾のRカードでありながら令和の今でも通用するパワーを持っています。
また、もう一体のレイド藤堂である「斬月」も、登場時限りですが+2000とかなりのバフを撒くことができ、0エナの小兵すら4000ラインに押し上げられます。
これらによって、他のデッキでは中盤以降アタッカーたりえない0~3エナの小型でガンガンに殴り続けられることがこのデッキの魅力です。
半面、リソースを稼いだり相手の盤面に干渉する手段が皆無といっていいので、序中盤をうまいこと凌がれてロングゲームになると大変不利です。
また、四聖剣たちの単体性能はお世辞にも高いとは言えないため、噛み合いが悪いと出力がガクっと下がるのもつらいところです。
総じて、良くも悪くもピーキーなデッキですが、うまく機能したときの爽快感は格別です。また、SRを1枚も必要としない(流派によってはガウェインとか積むらしいですけど……)ため、大変お安いデッキでもあります。みんなも組んで祖国日本を開放する戦いに参戦だ!
デッキリスト
採用カード
0エナジー:12枚
朝比奈 昇悟
4枚
何の変哲もない0-2000アクティブ。再序盤のアタッカーかつ各種レイド元、さらにはアクティブトリガーと大変便利でいい奴です。実はこのリストにはこいつしかアクティブが無いのでペラペラです。
千葉 凪沙
4枚
だいたい朝比奈の下位互換。このデッキで相手のインパクトが気になるゲームしてたら大概負けです。インパクト無効とかいいんでトリガーくれ。とはいえ盾以外では朝比奈より強いことは確かなので初手にあったらうれしいです。
0藤堂
4枚
どこにでもいる0-1500のレイド元。他の藤堂たちにはエナジーを支えたりバフを撒いたりとそれぞれ固有のお役目があるので、できる限りここにレイドしたいです。チャンプには千葉や朝比奈を捧げ、なるたけ温存しましょう。
1エナジー:4枚
卜部 巧雪
4枚
これもよくいる1-2500バニラ。序盤からどついていくデッキなので純粋にBPが偉いです。バフをもらえると2エナ3エナの壁を越えていけるのが頼もしいですね。トリガーもよう沁みる……。
2エナジー:6枚
2藤堂
4枚
いわゆるアクティブ2個玉。デッキ全体が軽い構成なので、大体彼一人でエナジーを賄えます。レイド元でもあるんですが、変に乗っかると途端にエナジー事情が厳しくなるので控えましょう。
トレーラー
2枚
恐らく最も疑義のあるカード。3エナレイドたちを4000にあげてやるための介護設備として採用しました。3藤堂や月下藤堂機でも同じことができるのですが、レイド元になったり除去されたりで常に盤面に残しておくのはハードかと思ったので保険をかけた形ですね。生きてないから殴りにいけないというのは相当しんどいのでやはり要検討枠。
3エナジー:20枚
3藤堂
4枚
カラートリガー枠。四聖剣を500バフできます。「エナジーラインで起動できない」「自分含めた藤堂をバフできない」といった無視できない気難しさを抱えたカードですが、3500勢を4000ラインに乗せるのはもちろん、卜部を3000にして2~3エナ帯を越えさせる、トレーラーや月下と重ねがけして相手の4500~5000を無理やり突破するといった使ってみるとなかなか便利な奴でもあります。レイド元として運用する際には乗っかる前に忘れず起動してあげましょう。
月下(四聖剣機)
4枚
そこそこ珍しい特徴に乗っかれるレイド。このデッキだと16枚レイド元があります。やったぜ。なんか微妙な回避能力に加えて、緩い条件でインパクトを得られます。相手の盤面が育ってきた後でも、こいつを藤堂機で起こしてやることによって2打点を通してやることができます。有力なフィニッシュプランなので後の方まで手札で温めておきましょう。
暁(直参仕様)
4枚
もう一種の特徴レイド。レイドしても欠片ほども強くないですが、ゲットで手に入る3エナアタッカーということで採用に至っています。基本は素出し運用しますが、よっぽどのこと(リーサル打点を作りたい、レイド元の藤堂をどうしても用意したい)があったらレイドします。
合衆国日本
4枚
ファイナル。アグロ系デッキはファイナル抜きが肯定されがちと言いますが、別に減らすほどでもないのかなぁと思いました。相手の盤面が育ち切る前に展開できればやっぱり強いですし、特定のレイドに到達するためにエクドロが許されるのもありがたいと言えばまぁありがたいです。抜いてまで入れたいカードもそんなにないし。
旋回活殺自在陣
4枚
スペシャル。なんかごちゃごちゃ書いてありますが基本的には「場のキャラ×1000のマイナス修正」です。(斬月だけカウントできないけど)3エナかつ除去要件も軽いので非常に扱いやすいです。マイナス修正に耐性持ってる奴は見なかったことにして隣の奴を焼きましょう。
4エナジー:8枚
月下(藤堂機)
4枚
記事冒頭でも紹介したこのデッキ最強カードです。殴るだけで有効アタックが1増えるのは本当にすごい!すごいんだ!!生き残るとかなりバリューがあるので除去が吐かれてから出したくなりますが、どうせこのデッキで他に除去当てたくなるようなやつはいないのでさっさと出してあげた方がよかったりします。
斬月
4枚
第二のレイド藤堂。アタック回数は増えませんが、こちらも2000バフと与える影響は大きいです。地味にインパクトも有しているので堅実にダメージを稼いでくれます。
プレイ指針
全体的なプレイ方針とかちょっとしたテクニックについて触れておきます。日本解放戦線マスターになろう!
とにかく打点を通す
再三書いていますが、このデッキはアグロデッキです。あまり悠長なことをかましていると盤面が逆転不能な感じになって勝ちようがなくなります。エナジー的な支障がなければキャラはどんどんフロントに出して1点でも2点でも小突きましょう。殴るのに邪魔なキャラがいるのなら、大きな脅威でなくともスペシャルでどけて打点通した方が良い結果につながりやすいです。
チャンプブロックは極力避ける
チャンプすると面が減ってしまい、返しのアタックが弱くなってしまいます。特にこのデッキは、小型を有効アタックに変える術を有していることやすべての小型がレイドに対応していることから0~1エナキャラの価値が普通のデッキよりも高いです。殴られたら限界までライフで受けましょう。
四聖剣レイドは無暗に乗らない
3エナ帯の四聖剣レイドは、(特に序盤は)面が減る割にはレイドの恩恵がそれほど大きくありません。斬月で有効アタックに変えられる種を踏みつぶしていることも加味するとかなりのコストです。レイドするときは本当に必要か熟考したうえで行いましょう。レイド藤堂はバリューが高すぎるので深く考えずに乗った方が大概いいです。
トリガーケアをしよう
何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、大事なことです。このデッキは夏場の生鮮食品くらい消費期限が短いので、トリガーで1回有効アタックをごまかされるだけで相当しんどいです。アクティブやらスペシャルはどうにもならんことが多いですが、各種カラーのうちケアできるものはケアしましょう。具体的には「赤・青相手には2500・3500以下から殴る」「紫・緑相手には相手の2エナ帯のBPを越えられない奴から殴る」「黄相手には寝かされると困る奴から殴る」といった感じです。レイドについても、出てくる体制が整ってそうだったら4000未満から殴るくらいの配慮はしてあげましょう。
おわりに
いじょうです。また気が向いたら追記修正とかするかもしれません。何か質問提案感想文句罵倒などありましたらX(https://x.com/titandead_6_6)までお願いします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。