342. Rengesd uram a gyermeket (Moldvai kecskés)
ターンツハーズで衣装を着る意味
タラールコゾーに限らず、一般的に本国ハンガリーのターンツハーズ(ハンガリアンダンスパーティー)は、気軽に普段着で踊りますが、日本では衣装を着て踊ることが多いです。異文化なのでたまには現地の人のような衣装を着て踊ることはいいことだと思います。こういう衣装だからこういう動きのステップがあるんだな、ということが分かるからです。例会や練習でもジャージや体操着だっていいようなものですが、女性はみんなスカートをはきます。これはハンガリーでも日本でも同じことです。女性の民俗衣装はみんなスカートですからね。スカートで踊ることが前提の動きなのです。
セークの衣装で踊ったとき
実際、セークのスカーフをしてセークを踊ったとき、自分なりに納得したことがあります。セークのスカーフは顎の下で結ぶため、被るとどうしても両脇の視野がやや狭くなります。スカーフの生地が視界の両脇を少し遮るのです。大きくはメズーシェーグ地方に含まれるのに、ほかのメズーシェーグの踊りのように男性にくるくる回転させられるモチーフがないのは、この視野の狭さのせいなのかな、と勝手に解釈しじわじわと勝手に感動した覚えがあります。真意のほどはわかりませんが、これと同じようなことがスカートだけでなく衣装全般に言えるのではないでしょうか。私たちとは違う文化を経験するためには形から入るのも悪くありませんね。
いざ、本祭へ
というわけで、第1回タラールコゾーJapanに出かける前の乙女たちをご紹介します。アルバム見ていたら出てきました。前夜祭のあとうちに泊まり、車で出掛けたので家から衣装を着て行ったのです。懐かしいなぁ。ダンサー仲間の皆さん、誰だかわかります?
Rengesd uram a gyermeket
前回の歌はメロディーラインが面白かったですが、今回は拍が面白いです。
Rengesd uram a gyermeket, hadd menjek a bálba,
mert ott vannak az asszonyok holtig mulatságba'!
Egy szép legény elöl járja, itt az ifjú tánca,
s az én sánta kicsi kecském fél lábával járja.
子どもを寝かしつけてね、あなた、舞踏会へ行きたいの
だってそこには人生を謳歌している奥さんたちがいるから
ひとりの魅力的な男性が先導して踊れば、これこそ若者の踊り
私のびっこで小さなヤギは片足で踊るの
発音動画。パスワードは abc です。
https://vimeo.com/514875178
演奏です。パスワードは同じく abc。
https://vimeo.com/514875354
演奏:Öves együttes – "Óbudai hegyek alatt" より
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