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人を知る 【地方空き家サバイバル,31日目,2022/6/22(水)】

 この地から出ていく段取りは,すぐに終わった。来るまでの段取りの,1000分の1くらいに感じた。生活用品の配送,飛行機,電気,水道の停止,といった手配は,あっという間に終わった。この地を離れるのは,明日の夕方になった。

その後は,あいさつまわり。畑を貸してくれた人に事情を説明した。畑を中途半端に投げ出すことになったが,嫌そうな顔ひとつせず,むしろ今後のことを応援してくれた。この人だけでなく,あいさつにいった人たちはみんな,今後のことを応援してくれた。やりたいことだけやって,出ていく私。何か嫌味を言われることも覚悟したが,全く不要な心配だった。人というものを知らないな,私は。

やったこと

今日やったことは,以下のとおり。
・引っ越しの手配
・ご近所へのあいさつ
・梱包作業

おわりに

この地に来て,一番勉強になったのは,人についてかも知れない。知り合いがいない環境のため,人に助けてもらう機会が多かった。

畑を借してもらう。鍬を貸してもらう。工具を貸してもらう。脚立を貸してもらう。ゴミの出し方を教えてもらう。支柱を貸してもらう。家の状態を診てもらう。鶏むね肉を定期的に注文してもらう。雨が激しいときは車で送ってもらう。などなど。

人に頼ること。人の家をノックすることは勇気が必要だった。だけど,ノックするしかなかった。人に頼ることによって,生活が徐々に改善されていった。その度に,人への信頼は少しずつ強くなっていった。

もっと人を信じてもいいのかも。この地で,学んだことはこのことかも。助けてくれてありがとう。

最後まで読んでくれて,ありがとう。

移住の背景と現状は,以下をどうぞ。
移住を決断した理由(文章のみ)
最近の状況(写真多めでサクッと読める)

それでは,また明日。

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