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【睡眠研究】ブレインスリープを一ヶ月使ってみた感想

 はいどうもみなさん、カビゴンと申します。

 今回は、株式会社ブレインスリープの枕を購入し、一ヶ月使ってみたので、その感想を共有したいと思います。

 ブレインスリープは睡眠医学に基づいて開発された枕のようで、効率的かつ質の高い睡眠が確保できるということでメディアでも話題になっていましたね。

 お値段は33,000円と高いため、買うか悩んでいる人も周りに多かったのですが、私は睡眠の質がゴミくそ悪いためにさっさと投資いたしました。

 まあ人生の1/3は寝てますから、33,000円で睡眠の質が上がるのであれば、安い投資ではと思います。

 また、ブレインスリープはスタンフォード式最高の睡眠の著者、西野先生が代表を勤めている会社で睡眠のスペシャリストの元生まれた枕ですので、信頼できそうですね。

 良い睡眠がなければ良い覚醒はなく、良い覚醒がなければ良い睡眠も得られない、と学生時代から思っていた私は、睡眠研究が進んでいるスタンフォード大学の論文やもちろん西野先生の本は読んでいたので、迷わず購入に至った感じです。

 もうほんと目覚めが悪いんですよね。

 そして、今回は睡眠の計測にSleep Meisterというスマホアプリを利用しました。振動で睡眠の質を計測するアプリです。

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 ブレインスリープ、届くと一瞬びっくりすると思います。
 謎の透明な物質とスケスケなカバーなので、一般的な枕とは形状も見た目も異なります。

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 触り心地は弾力があって、少し硬めかな。しかし、頭をのせるとその部分だけは沈みます。通気性なども考慮された構造です。定期的に水でさっと洗うことが推奨されています。

 さて、私の睡眠は改善されるでしょうか?


Let's 計測

 初日

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 このアプリがどこまで正確なのかはわかりませんが、思っていたよりも深い眠りが取れてるではありませんか。

 健康な人の場合、目を閉じてから10分未満で入眠します。心拍数がだんだん落ち着いて、交感神経の活動が低下し、副交感神経優位なっていきます。すうっと意識がだんだんと遠のいていき、入眠後最初の90分間、一番深いノンレム睡眠にたどり着きます。1日で一番重要な90分間だ。

 つまり、入眠後の最初の90分が一番大事で、一番質の取れる睡眠ですので、睡眠時間が短くなったとしても、最初の90分の質をあげることを意識することが大切です。

 睡眠全体の中で最も深い眠りである最初の90分間のノンレム睡眠の質を最大化できれば、「眠りたい」という睡眠欲求の多くが解放され、すっきりした朝を迎えられるし、昼間の眠気も消えます。「しっかり寝たはずなのに、疲れが取れない」ということもなくなるのです。

 普段9時くらいまでは全く起きることがないのにもかかわらず、ブレインスリープ初日はなんと6時に起床! -> おそらく新しい枕に慣れてないだけだと思いますが、目覚めは快調でした。パッと起きれた感じ。ただ、睡眠時間が短い。私は、過去の自己分析によって7-8時間睡眠が最適だと感じているので、短すぎますね。よくない。

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 次の日は、睡眠でよく見る波形がみられました。これが正常なのでしょうか。9時に起きれてますし、睡眠スコアも9割とれいているので大学の試験なら優秀ですね。それでも睡眠時間6時間は短い……

 何時間寝ようが、最初の90分が崩れれば、残りも総崩れになってしまいます。「6時間睡眠の人」と「8時間睡眠の人」がいた場合、眠り始めの質が大事なので、「6時間睡眠の人」の方がぐっすり眠れていてすっきりしていることがだってありえるのです。

 ただ目覚めは快調でした。

 「自分はショートスリーパーだ!」と自称する人も少なくないですが、ほとんどの人が短時間睡眠の遺伝子をもっていないため、そんな人がショートスリーパーを目指すのは全くの間違いです。睡眠はしっかり確保した方がいい。

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 一週間が経ちました。
 そもそも寝る時間が遅すぎですね。睡眠の質が90点超え!
 大学の勉強では一度も90点を超えたことがない私が、ついに90点を超えました。感覚としては、特に変わらず普通の睡眠って感じですね。

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 これは計測ミスかなと思います。

 これまでのデータで注目したいのが、Bed TimeとSleep Onset Timeに時間差が大きいことですね。
 これはなにかというと、ベッドに入ってから眠りに落ちるまでの時間です。
 そう。私、寝つきが悪いんですよ。
 そのため、最低でも眠る1時間前にはスマホやPCをいじらないようにしてます。スマホやパソコンの画面から放たれるブルーライトは睡眠に悪いと言われていますが、ブルーライトの影響を睡眠に及ぼそうと思えば、かなり画面に顔を近づけてジッと見続けるくらいしなければならないようです。むしろ、ブルーライトよりも電子機器の操作の方が脳を刺激し、睡眠の妨げになってしまうらしいので、眠る前のスマホは本当によくないです。
 また、眠る1-2時間前にお風呂に入って深部体温の調整や副交感神経優位にするような意識をしているはずなのですが、寝つきが悪い。

 西野先生、どうしたら良いのでしょうか。

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 一定して睡眠スコアは80点を超えているので高そうです。

 しかし、一ヶ月を経つことには慣れてきたのか、二度寝をしたり、目覚めが悪い日が多々みられるようになりました。

 ブレインスリープですら私のことを救えないのか!?

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 二度寝してます。分析データには記載されてませんが、二度寝してるんです。すみませんほんと。

 二度寝したくないんですけど、二度寝するとスッキリ目覚める。
 1時間早く寝る意識をしようと思います。


まとめ

「少しも眠れません。私は不眠症です」と訴えるも、検査をしたら、実は寝ていたというケースは多いのです。「不眠=量の問題」と思っていたら、「寝ているのに疲れが取れない=質の問題」ということもあります。

  日本人は本当に世界に比べて睡眠時間が少ないのと、睡眠に関するリテラシーも低いので、意識をしたほうが絶対に良いです。フランスの平均睡眠時間が8.7時間、アメリカは7.5時間に対し、日本はわずか6.5時間(理想は7-9時間です)で、しかも睡眠時間が6時間未満の日本人は約40%もいます。より問題なのは、睡眠を削って当たり前!若い時は寝る間も惜しんで仕事しろ!という社会や環境全体で、それが結果的に全体の生産性を下げているのではないか、とも感じます。

 睡眠がとれないと起きている間のパフォーマンスが圧倒的に違いますし、脳が腐っていきます本当に。

 忙しい日常を送る現代人にとって睡眠の「質」はとても大事な問題だし、人生の1/3は寝ているので、睡眠に投資は必要なんです。身体をまず一番大事にして欲しいです。「仕事」「やりたいこと」「趣味」など大量にあるコンテンツをこなすために、睡眠時間をただ単に削るという止むを得ないかもしれませんが、質のいい睡眠をとれば全てうまくまわるはずです。

 ブレインスリープを使ってみた感想ですが、その辺に売られてる枕よりは寝やすいが、圧倒的な質の改善になっているかというとまだ実感がわいてないです。

 ただ、日中眠くなることが全くなくなったので、やはり質は改善されているのかもしれません。

 「日中眠たい」「頭が働かない」「朝起きるのがつらい」というストレスを抱えている人は現代社会に多く、その解決案として安直に「もっと眠らないと」と睡眠の量の方しか見えてない人が多いと思います。でも、質を上げなければ長く寝ても睡眠不足ストレスは減らないと思いました。

 枕への投資は必須ですが、それよりも運動や寝る前の習慣、食事など、全体の見直しが大切だと改めて思いました。

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