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共感してもらえるとただ嬉しい。

風邪をひいた。

金曜日の深夜飲みのツケが来たのかと土日は大人しくしていた。

鼻がつまり寝苦しく、ティッシュも底をついた月曜の午後になっても一向に良くならない。

お昼ご飯の味がまったくしなかった事が悲しすぎて、午後イチで耳鼻科へ。
(この流れ、半年前↓とまったく同じだと今気づいた・・・
深酒=風邪。学習せず・・・)

それは置いておいて。

耳鼻科のおじいちゃん院長先生はいつもやさしいことばをかけてくれる。

行けば必ず一発で治る。(院内処方の薬が強くてすごい効く)

信頼している耳鼻科なので、いつも大混雑だけど必ずここに行くことにしている。

「あぁ~これはつらいでしょうに。味もしないでしょう。」

と言いながら診察をしてくださった。

この一言で、すごく救われた思いがした。

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プロが、客観的に判断してくれる。

辛い気持ちを察してくれる。

適切な処置(処方)をしてくれる。

支えてくれる、仲間がいる感じ。

ああ、癒された。

すでに薬も効いてきて楽になってきた・・・嬉しい。

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混雑覚悟で、待合室に持ち込んでいた最近買った本の中に、今の状況とリンクした内容があって驚いた。

「3章・リノベは客と業者の共同プロジェクト」より

世の中の取引には、売り手と買い手が「等価な価値を交換する取引」と「両者で共に創出した価値を分け合う共同プロジェクト型の取引」があります。
~略~
医者は専門知識や技術の提供者であり「稼ぐ人」です。
一方の患者は、病気やケガを治すため、医者にお金を払います。
しかしそれは患者が「健康をください」と言ってお金を払い、医者が「はい、2万円です」といって健康を渡すような、等価値交換型の取引ではありません。
 ざっくり見積もって、世の中の労働者のうち「共同プロジェクト型の取引」に従事しているのはせいぜい2割です。日本はメーカーが多いので、多くの人は「完璧な商品を提供するのが売り手側の責務」だと信じて疑いません。
 そういう人はほかの分野でも「通うだけで英語がうまくなる英会話学校」を転々とし、「金を払えば必ず病気を治してくれる医者」を探してドクターショッピング(主治医が信じられず、次々と医者を変えること)に陥ってしまったりします。
 人生の早いうちに(自分の仕事のタイプがどちらであれ)世の中には等価値交換型の取引に加え、売り手と買い手が協力し、一緒に価値を生み出して分け合う共同プロジェクト型の取引が存在するのだと気づくことのメリットは、誰にとっても大きいはずなのです。

風邪で辛くて病院に行ったけど、風邪が治る前にすでにわたしは癒されていた。
それは、先生が共感してくれて、一緒に協力して私の風邪と戦う仲間であることを伝えてくれたからなんだ・・・!!
そしてわたしが先生を信頼しているから、その関係が成り立っていたのか!!と。

その時、
「これからは「共同プロジェクト型の取引」に従事している意識を持って仕事をしていこう」と心に決め、

そして、お客さんであるときには
「完璧な商品を提供してもらえることを当たり前と思うことはやめよう」
とも思ったのでした。

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でも、世の中にある仕事はすべてこの2種類のどちらかというわけでもなく、どちらも併せ持ったものだなとも思った。

「絶対」も「完璧」も「完全」も、突き詰めていったらたぶん存在しないんだと思うから。

そう思うことは、自分にとっても生きやすい方法なのでは、とも思った。

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この本には、ちきりんさんのこだわりが詰まった実際のリノベーション後の写真がカラーでたくさん掲載されていて、読み進めるのが楽しみです!!

リノベーションには、たくさんの希望や可能性(高齢化や空き家問題などの解決として)を感じているけれど、ここまで言語化できるのはさすがちきりんさんだなぁと(まだ1割程しか読んでないけど)すでに感激しています。

これからもたくさん学んで、専門知識や技術の提供者となって、だれかのしあわせに貢献できるように精進いたします!

note書いてたら、薬効いてきて、絶好調になったー!うれしいーーー!!

みなさまもご自愛くださいませ。

東京は、冷たい雨です。



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