ジレトール(サンビスタの19)を選んだワケ
キャロット募集でロードカナロア産駒は選ばない、と触れていたのですが応募馬が見事に人気馬ばかりで恐らく落選濃厚だったので次点の馬も応募しますか、となりサンビスタの19を選んだ、完。で終わるのも何なので1つ触れようかと。
別に嫌うにしても理由があって高額ロードカナロア産駒、しかもセレクトセール購入馬。あと小柄。別に小柄でも嫌わない。動きそのものが良ければ。ただイマイチだったんですね19年産駒。シルクで見た馬もキャロットで見た馬も何かイメージと違う。1頭ノーザンファーム産じゃない馬だけアンバランスだけど小柄な馬がよかった。それがサンビスタの仔だった。
セレクトセールの動画を見た印象が良かったのもあるんだけどかなり野心的な配合だった。キングマンボのクロス(母父スズカマンボ)持ちは目立つ。どうしても成功例のダノンスマッシュ、代表産駒アーモンドアイ、サートゥルナーリアの配合を参考にしてしまうとキングマンボのクロスはややきつく感じてしまう。仕方のないことだが。
さらに母母ホワイトカーニバルはミシル産駒。欧州で活躍しては輸入されてきたミスワキの仔達がまぁハズレだった。母系に入って成功することはアーバンシーで皆知ったけども(あそこまで大成功するとはJC出走時見てた時には思わなかったからホント驚きである。しかもミシル、JCでアーバンシーに先着してるのよね)。ミシル産駒は母系が重い欧州血統でSS全盛期の日本には不向きであった。
話戻してミスワキである。当然ミスプロの多重クロスになるわけだからサンビスタとロードカナロアで配合するなら祖母のようなスプリンターに寄りそうだなと。このミスワキ、ロードカナロアが欲しい血をピンポイントで持っていた。ミスワキの母系はサザンヘイローやエイシンヒカリの母キャタオラが出ていたりする。
Backpasser、Princequilloという今でこそ活躍馬探せば血統表にある名ですね。マルゼンスキーやヤマニンスキーで覚えた人多いかも。ダビスタ様々ですね。この2つのうち1つならアーモンドアイも持っています。
母父スズカマンボはそのSS×キングマンボ。その母スプリングマンボの母系とミスワキの母系構成が似ていていい配合にもみえた。
単にキングマンボのクロスが発生する血統だけじゃないなと。ロードカナロアの欲しい血をバランスは悪いけれど持ち合わせているから上手く使えるかなと考えたわけですね。
たまたまキングオブコージ(母父ガリレオ。あのアーバンシーの仔です)が活躍していたのもありミスワキ持ちでサドラーとヌレイエフなんてところまでいいパターンだなと。ロードカナロア産駒狙うには安価では厳しそうだが、それが足枷になってしまうなら逆に利用しておこうかなと思った次第です。
良いスプリンターに育ちますよう期待しています