How to Rocksmith !
日本1億2千万のRocksmithプレイヤーの皆さん、こんにちは。
疲労コンバイン a.k.a Tired_Combine と申します。
本物のギター/ベースをPCに繋いで遊べる唯一無二の音楽ゲーム Rocksmith の存在は皆さんよくご存じかと思います。
諸事情で約1年ほど販売が停止されていた本作ですが、
この度めでたく Steam にて再販が始まりました!
これをキッカケに、今から本作でギタリスト/ベーシストデビューを目論む方々へ向けて、10年以上このゲームをプレイして培ったナレッジをご共有出来ればと思います。
あなた誰ですか?
動画配信サイト Twitch にて本作を配信しています。
リスナーの皆さんからリクエストをいただき、聴いたこともない曲を初見で演奏する、というのがメインコンテンツです。
元々ドラム担当のアマチュアバンドマンでした。
2012年の初代 Rocksmith リリースから本作をプレイし続けています。
多少音楽の知識はあったものの、ギター/ベースを学ぶにあたって、このゲームには大変お世話になりました。
このゲームやってれば楽器弾けるようになるんですか!?
最も皆さんが気になるところだと思います。
実際によく質問ももらいます。
結論から申し上げますと、
このゲームの上手さ = ギター/ベースの上手さではない
ということはハッキリと言えます。
Rocksmith は本物の楽器を使ってプレイするゲームですが、どこまでいっても音ゲーでしかありません。
太鼓の達人をプレイしたからといって、本物の和太鼓が演奏できるようになるか?
GITADORAをプレイしたからといって、ドラムが演奏できるようになるか?
A. ならないです。
ですが、
太鼓の達人をプレイすることで、正しいバチの握り方を学ぶことが出来た。
GITADORAをプレイすることで、正しいドラムスローンの座り方と演奏姿勢を学ぶことが出来た。
これくらいは全然あり得る話だと思います。
実際の楽器と体感系音ゲーには、少なくとも共通項が存在します。
その上で、プレイに実際の楽器を使用する本作は、
実際の楽器演奏体験に最も近い音ゲーであり、楽器を始めるキッカケ、上達の手段として非常に優れたツールである。
というのが10年かけて私が出した結論です。
このゲーム難しすぎませんか!?
めちゃくちゃ難しいです。
心が折れないよう、
「自分は凄まじく困難な挑戦をしている」
というマインドを持ち続けてください。マジでこれが一番大事です。
どうしても上手くいかないときに言い訳できるように、Rocksmith の音ゲー部分を切り出して比較してみます。
■レーン数
太鼓の達人: 1レーン
ガルパ: 7レーン
弐寺: 7レーン + 皿
GITADORA(ドラム): 9レーン
jubeat: 16レーン
Rocksmith: 最大24フレット * 6弦 = 144レーン
■1レーンに流れてくるノーツの種類
・太鼓の達人: 2 (4) 種
・ガルパ: 4種
・弐寺: 2種
・GITADORA: 1種
・jubeat: 2種
・Rocksmith: (少なくとも)9種
まずはこの過酷な旅路を歩み始めた自分を褒めてあげてください。
1つのレーンに異なる動作を要求するノーツが9種類流れてくるというのは、音ゲーとして破綻しているといっても過言ではないでしょう。
さいごに
凄まじい難易度を誇る本作に慣れることの一番のメリットは、
「全く聴いたことのない曲でもなんとなく弾けてしまうようになる」
ところにあると考えます。
つまり、どんどん新しい曲に実践的な形で触れていくことで、常に新鮮な気持ちを保ちながらゲーム感覚で楽器の練習が出来るのです。
そのために、複雑かつ優秀な本作のUIを読み取るアドバイスをナレッジとして残せればと思います。
お付き合いいただければ幸いです。