カープ・末包には今のスタイルを貫いてほしい

ドラフトが近づくと途端に筆が走りだす現金なヤツです笑

ついさっきまで、宗山1位指名についての記事を書いてましたが、思うところあって末包選手についても書き散らしたくなったので暇つぶしにどうぞ。

末包選手といえば、今やカープにおける希少な長距離砲です。チーム全体で貧打に苦しんだ2024年シーズンは、小園と末包が打たなければ碌に点も取れないという残念な時期が続きました。

末包がいなければ首位争いすることもなくもっと悲惨なリーグ成績に終わっていたと思いますが、チームでの序列が上がるに比例してファンの注目度も上がってしまうのは世の常。シーズン後半、相手チームに研究されたのかチャンスで打てない場面もあり、痛烈に批判する声も散見されました。

とはいえ、よく思い出して欲しいのは、末包は元々こういうタイプだということです。決して打率を残すタイプではなく、チャンスで空振りするリスクがありつつも一発長打で雰囲気を逆転させることができる、それが末包という選手だと思うのです。

その一点突破型の魅力ゆえ、指名して吉と出るか凶とでるかはある種の賭けに近く、ドラフトにかかる選手としては高齢の部類ということもあり、6位という指名順位からもそれが察せられます。

そりゃもちろん率も残してくれれば一番良いのは自明な訳ですが、そう易々と鈴木誠也のような選手が生えてくるわけもなく。まだ3年目のシーズンが終わったばかり。怪我での離脱も多かったので、来季さらに活躍してくれると嬉しいですが、末包選手には一部の声に怯むことなく長距離砲としてのスタイルを貫いてほしいと願います。