第1回 炎上案件はこうして生まれる ―― つくりたいアプリを“ちゃんと”決めよう|キラキラ女子と学ぶアプリ開発

こんにちは。

tipsysのディレクションを担当している榊原と、マーケティング・PRを担当している平岡です。

本連載では「アプリ欲しい!」と言ってみたものの、アプリ開発ってどこから手をつけて何するの?!という状態だったキラキラ女子の平岡が、実際にアプリ開発に携わる中で学んでいった内容を連載形式でご紹介します。

榊原昌彦 一般社団法人リレーションデザイン研究所代表理事。「アーバンテック」を推進するために、まちづくりの現場に導入するwebアプリを作成。

平岡知恵 キラキラ女子。400回以上にわたる合コン経験を綴ったブログ「東京姉妹」が話題。AM女子SPA!等のメディアでコラムを執筆している。

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榊原:iPhoneって、ライフスタイル変えたよねー。

平岡:本当、iPhone以前の生活を思い出せない。LINEやTwitter、肉会やTinderも便利だし、livedoorブログのアプリで記事を書いたりしてるので、もう手放せません。

榊原:そういうヘビーな使い方してたら、こういうアプリがあれば!と自分でもつくりたくなったりするんだよね。

平岡:そうそう。ビジネスベースに乗るかわからないけど、自分で作りたいアプリのアイデアはある!

榊原:だからTwitterに書いたんだ。

平岡:はい。以前から、「合コンやバーに行きたいけど、一緒に行く女友だちがいません。どうしたら良いでしょうか」という相談がよくあったんです。やっぱり、夜一人で出歩くのは危ないし、同性の友人が居ないと出会いも限定されるんですよね。

榊原:どうやって答えてたの??

平岡:「無理やり、友だち作ってください」とアドバイスしていました。でも、さすがにこれは何なので、ずっと何か具体的なソリューションを提供出来たらいいなと考えていました。

榊原:成功するアプリの条件、というのは難しいんだけど、開発が炎上するアプリは大体パターンがあって、その中に「自分は使わないアプリ開発(けど、世の中に受けるはず!)」というのがあるんです。

平岡:「起業するアイデアはある!」というのと似てる(笑)

榊原:そうそう。で、誰にも使われないどころか、自分すら使わないアプリを開発して失敗まで一直線。言葉にしたら当たり前の話なんだけど、意外に多い。

平岡:やっぱりそうなんですね。tipsysの場合はTwitterでアイディアをつぶやいただけでも「欲しい」「使いたい!」なのどリプをたくさん貰いました(作ることになった経緯をこちらにまとめています)。

榊原:みんなが使いたいっていってくれたからこそ、開発メンバーやる気でたというところも。作って使われないのが一番悲しいし。

平岡:そうですね。一方で、「同性でマッチングするアプリ」で要望を聞いてみたら、合コンアプリと解釈する人もいれば、行きたかったBarに一緒にいくための「友だちとのマッチング」を重視する人もいて、みんなの捉え方っていろいろだなーと思いました。

榊原:そういうことが多いから、アプリの機能だけで開発することって危ないことだったり。炎上案件によくある「アプリの機能だけで開発する」パターン。

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