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来て5日目で感じたNYと東京の違い

NYに来て間もない頃、日本との違いについて深く考えた日があった。

特に思ったのは、働き方の違いやコミュニケーションの違い。
店員さんとは最初挨拶から入る。あらゆる場面で1日に”Thank you” “You're welcome”を言う回数が自分もそうだし聞く回数も多い。

NYの街を見てると、働いてる時はいい意味で適当にしてて、仕事中におしゃべりしたり気楽そう。仕事だからきちんとしなきゃ、みたいなのはあまり見受けられない。
どっちが上とか下とか基本的にはなくて、”売る人” ”買う人”っていう違うだけって感じがする。
フレンドリーでゆるさがあるのが好きなところ。電車にしろバスにしろ、いい意味でも(悪い意味でも笑)適当だからこそ、受け手側も寛大でいられるのかなと思う。小さなことは別に気にしないというか。

困ったことがあったら皆さん何かとすぐ人に聞くし、街の人もすぐ答えてあげる。
私が初めてマンハッタンのど真ん中のオフィスビルに入って不動産屋を尋ねに行ったら、時間帯のせいなのかクローズしてたことがあった。
すごく迷って疲れてたからしょんぼりしてたら、エレベーターの前で何の気なしに見知らぬおじちゃんが話しかけてくれた。
その時はなに言ってるかよくわからなかったけど、多分私が不動産屋の部屋の前で立ち尽くしてたから声をかけてくれたと思うんだ。
明るい気持ちになれたし嬉しかったな。


東京の都心では、普通にしてたら街の人とのコミュニケーションはほとんどない。他の人には関心がないというか他人には関与しないようにしてるように感じてきた。
街では自分自身にバリアを張ってたし、私は道に迷ったりしてもなるべく助けを請わないようにしてたなぁ。
きっとすごく忙しい街で、みんな知らず知らずのうちに自分を閉じ込めたり、ストレスを溜めてしまう環境のような気がする。

アメリカと日本では同じ都会でも環境や習慣などが全く異なるし、自分が日本を出て過ごしていると今まで気付かなかったことや見えてなかった問題点が見えたりする。

人によって居心地いい場所ってあると思うけど、もっとフリーに気持ちや心を解放できて、都会でももうちょっと適当でいいから他人にも愛を差し伸べられる世の中だったらいいな。

あっけらかんとしてオープンマインドでいて、他人との心の距離もたまに近くなったり、自然と笑顔でありがとうって言えるような温かみのある環境になったら、疲れてる毎日でも少しハッピーな瞬間が生まれるんじゃないかな〜

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