ポンプについて(その3)

ポンプ難しいですよね、まだ続きます。
でもこれで飯食っていくと思うので頑張りましょう!この段階までで、ポンプの出入口圧力とタンクの入口高さが分かりましたね?
もうゴールはすぐそこです!

1. タンク入口で必要な圧力
2. 結論

1. タンク入口で必要な圧力

次に必要なのはタンク入口で流体はどれだけの圧力(パワー)を持って入って行かないといけないか?ということ。

イメージしてください。
水道の蛇口から鍋に水を入れたりしますよね?
タンクが鍋。
蛇口がポンプ出口からの配管からタンクに接続するところです。鍋は必ず蛇口より低いとこにあります。
そうするとどんなに水の圧力(パワー)が小さくても鍋に水は入っていきますよね。なぜなら重力で落ちていくから。

ちなみに重力のことをエンジニアはよく、グラビティ(gravity)と言います。英語にしただけですが、ほんとによく言います。

例)グラビティで落ちて行くからここの配管は圧力がそんなに必要ではないので、とりあえず0.1メガあればいいと設定してポンプを選びました。

上の例文で書いていますが、結論として大気圧のタンクでは0.1MPaG程度でタンクに入るようにしたらいいと思います。
なんでかって?
ゼロだと怖いし、0.5MPaGとかにすると勢い良すぎるから。でも選定したポンプによっては0.5MPaGとかになることもある。

ちなみに文献とかで読んだことはない、でも会社で承認もらうときにその設計で文句言われたこともない。

2. 結論

タンク入口での圧力は0.1MPaGとして設定しましょう。
ただし、これで文句言われても失敗しても責任持てませんので社内ルールを確認しましょう!

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