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「便利なコトバ」を使わなければシゴデキになれる。
いきなりですが、世の中には「便利なコトバ」が溢れています。
以下のようなものです。
最適化
連携
促進
コミュニケーション
イノベーション …etc.
これらのコトバ、めちゃくちゃ聞き慣れていませんか?
すべて「便利なコトバ」と呼ばれるものです。
そして「便利なコトバ」はかっこいいように見えて、実は論理を破綻させたり仕事ができなくなったりする原因の最たるものです。
これは電通、BCG等を経て、現在は独立研究者・著作家・パブリックスピーカーで活躍されている山口周氏も、名著「外資系コンサルの知的生産術」で "思考停止ワード" というコトバを用いて同様のご指摘をされています。
53.思考停止ワードに注意する
思考停止ワードというのは、議論や考察のプロセスにおいて、思考を深めることを止めてしまうような流行のキーワードのことを指しています。代表的なものに「グローバル化」や「イノベーション」といった用語が挙げられます。議論のプロセスにおいてこういう思考停止ワードが登場したら注意する必要があります。典型的なのが左のような主張でしょう。
「グローバル化の要請を受け、これからは外国人社員の採用比率を高めます」
これは、多くの企業のアニュアルレポートなどでも見られる主張ですが、少し考えてみればすぐに意味不明であることがわかります。
そう、「便利なコトバ」は "思考を停止させる" のです。
(実はこの記事のタイトルに使っている "シゴデキ" も最早「便利なコトバ」の面を持っています。本当に世の中に溢れているのです。)
この記事では、『「便利なコトバ」を使わない "シゴデキ" なあなたになれる方法』を "「便利なコトバ」を使わずに" 丁寧に解説していきます。
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