平野 啓一郎さん「マチネの終わりに」
「わぁ!それ送る?」と思いつつ。
天才クラシックギタリストと国際ジャーナリストの恋の行方は、望まぬ方向へ。
「すれ違っても繋がる心」をクラシックギターの静かな音色が聞こえてくるような感じで描かれます。
時を経て、コンサート(マチネ)のアンコールでの知的な仕掛けがうまいなぁと思いました。
表紙の青と黄が重なり緑になった部分の面積がこの作品の流れを表現しているのかもしれないと勝手な想像を膨らませてました。
福山雅治さんと石田ゆり子さん主演の映画も、クラシックギターの音色とともに原作に忠実に表現されていていい感じでした。
「マチネの終わりに」平野 啓一郎
文春文庫/2019.6.1刷
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