本の話ーわかりやすさをどこまで求めるか?
今日は『手縫いでちくちく どうぶつぬいぐるみ』に掲載されている
松元絵里子さんのコラージュのお話。
本に掲載されたコラージュも素晴らしいのですが、松元さんのInstagramのフィードでは本に未掲載のコラージュ作品も掲載されています。
( 松元絵里子さんのコラージュ作品Instagramアカウントはこちら @matuerico2 )
このコラージュページ、何度も何度も直していただいて、ご提案いただいて
その中でこれというものを、この本に携わった皆さんと一緒に考えて選びました。
コラージュとして素敵、だけではなく、ぬいぐるみの作り方の本としてわかりやすいか?ぬいぐるみの色形が伝わるか?というところも大事で、足したり引いたりを何度も繰り返して時間をかけて作ってくださいました。
上のコラージュ作品は、最後までどちらにしようか迷った作品。
迷いますよね。
(本にはどちらのソフィアちゃんが載ったのかお楽しみに。)
本にするという中で
わかりやすいこと。と、可愛いだけじゃない。
というところの匙加減が本当に難しくて。
私はぬいぐるみを作っただけでしたけど
それをこんなにも広げてくださるとは。
自分以外の人と一緒にお仕事できる醍醐味というのは
こういうところなのではと思った瞬間でもありました。
打ち合わせの時に松元さんが
コラージュだと実際にはできないこともできる。ということを教えてくださって
魔法みたい!と思ったことを覚えています。
(子供じみた感想でお恥ずかしい・・・)
どのページも本に携わったみなさんと何度も何度も見直して
考えて決めていったページばかりです。
ぬいぐるみたちもいい顔をしていますのでぜひお手にとってご覧いただけたら嬉しいです。
『手縫いでちくちく どうぶつぬいぐるみ』
尾崎歩美
文化出版局
2022年1月18日頃発売
(文化出版局さんのページでは1月27日発売と記載されています。)
Amazonや楽天ブックスなどで予約受付中です。
お近くの本屋さんに並ばない時はぜひ本屋さんでご注文ください。