こころ部と私 - まいの場合 -
このnoteは、tiny peace kitchenで新しく誕生した「こころ部」のメンバーが、それぞれにこころ部に対する思いを綴った、リレー形式のnoteです。
こんにちは!tiny peace kitchen メンバーのまいです。
お店では料理をしたり、レジに立ってお客さまをお迎えしたりしています。
先日、tiny peace kitchenでは「こころ部」が発足しました。
こころ部のご紹介noteを書くにあたり、ともこ(tiny peace kitchen 代表)の幼少期から現在にいたるまでを振り返り、わたしたちが一体何をしようとしているのかを見つめ直しました。
みんなでやんややんやと話し合い、なんとか生まれた…!という感じです。
わたしがタイニーと出会ったのは2019年の7月。
それまでも飲食の仕事をしていたわたしは、もう飲食はやらないつもりでいたのに、「たまたま」が6個くらい重なって、タイニーにジョインすることになりました。
その時のタイニーにはまだ「こころ部」はありませんでしたが、形がなかっただけで、やろうとしていることは変わらないと思っています。
わたしの思いこみ
以前から、わたしには信じていることがあります。
それはみんなが好きなことや得意なことをいっぺんに発揮したら、世界はうまく回るはずというもの。
ふわふわしているし、大袈裟な感じがして言うのが少し憚れるのですが、そう信じ込んでいるんですよね〜。
そんな時に出会ったのがタイニーです。
聞けば聞くほど、ともこさんとは辿ってきた人生は全然違うのに、大切にしたい部分が共鳴しました。
メンバーがそれぞれ何を考え、どうしていきたいと思っているのかを拾い上げ、それを集めてお店を形づくっている。
「こうだったらいいのに」と思い描くだけでなく、「こうしていこうよ!」と掲げ、向かって行ってもいいんだ、と思えました。
タイニーはわたしのふんわりした思いを「地に足つけて」、実現しようと試行錯誤している場所だと感じたのです。
正直もなにも、どれが本音かわからなかった
そんなわたしは、幼い頃から「人の顔色を伺っている」という自覚はあったのですが、それを積み重ねるうちに「自分の本音」がどこにあるのかがわからなくなってしまいました。
「なんて答えるのが正解だろう?」
「こんなことを言ったら、どう思われるかな。」
無意識にそう考えて、「本当に思っていること」や「本当に感じていること」を無視するのが癖になっていました。
その結果、どうしたいかと聞かれても、「わからない」という状態になってしまっていたのです。
いい人仮面を何重にもかぶって、本当の顔がどれなのか見失っていたようです。
本音を押しこめるだけではなく、押しこめていることにすら気づいていなかった。
こころの奥の方でずっと寂しかったり、モヤモヤしていたりして、それが何かのタイミングで爆発してしまい、自己嫌悪や罪悪感を感じるという、誰も得しないパターンをよくしていました(笑)
何を感じても大丈夫
タイニーに対して「ありがたいなぁ」と思うのは、仕事中のコミュニケーションなどで感じた些細な違和感に対して、
「わたしはあの時、こう感じたんだよね。」
という話ができること。悲しかったとか、責められているような気持ちになったとか、一見マイナスに思われそうなことを、話せる。
「そんなこと言ってないで、仕事して!」という雰囲気が全くありません。
めんどくさがらず、否定もせず、向き合うこと。それが許されている空気があります。
それまでは、ごく限られた人とだけで成立していた「本音」のコミュニケーションが、「職場」でもできるようになったのは、ちいさな革命のようでした。
どんな自分も、置き去りにしない
わたしがこころ部を通して伝えたいと思っているのはどんな感情も置き去りにしないということ。
「本当はこう思っている」「こう感じている」を無視して、なかったことにしようとしても、なくなりはしないんですよね。
どこかに蓄積されていて、何かのタイミングで、いびつな形で出てしまうこともある。
そうなると、自分も周りの人も、ハッピーじゃない。
外側にある「正しさ」や「こうあるべき」ではなく、「自分」がどう感じているか、どんな感情が湧いているかに寄り添ってあげること。
それが結果的に自分だけでなく、関わる人もハッピーになると信じています。
日常的に、こころや感情に焦点をあてる機会をもてるようにすること。
そのお手伝いになるように、という思いで作られたのが「タイニーピース・ダイニング」です。
こころの動きや自分の感情について話すには、安心で安全な場が必要だと感じています。
「こう感じたんだよね。」
「こんなことを思ったんだ。」
と、ただでさえ柔らかい「こころ」の話をするのに、話すそばから否定的なことを言われたり、遮られたりしては、こころのシャッターも降りてしまいますよね。
「タイニーピース・ダイニング」でホストをつとめるのは、自分の「こころ」と向き合ってきた人たちです。
ただ、聞いてもらえるという安心感を味わってもらえたらうれしいです。
そして、蓄積されていた感情を味わっていくと、モヤが晴れるように、奥の方に隠れていた「本当はこうしたい」が見えてくることがあります。
そんな宝さがしのような体験を一緒にしていきたいし、サポートしていきたい、と思っています。
みなさんにお会いできることを、楽しみにしています!
✳︎こころ部メンバーのリレーnote これまでの記事もぜひお読みくださいね。