人生に「もしも」はない/映画『2つの人生が教えてくれること』を観て
自分のした選択が正しいかどうかなんて、
いつまでたっても、分からないんだろうなぁ。
歴史に「もしも」がないように、
私たちの人生は一つしかない。
他の選択をしたバージョンの人生は見れない。
だから、そもそも「もしも」を考えること自体、
無意味だと思う。
人は一日に幾度の選択をしているのだろう。
たくさんの選択を積み重ねて、
何通りもの「もしも」が考えられるということだ。
主人公が妊娠した場合と、しなかった場合。
確かにその後の人生は大きく異なる。
だけど、片方の人生しか生きれない。
「もしも」の人生は体験していないから、
勝手に美化される。
それが後悔に繋がるのだろう。
映画ではどちらでも幸せそうだったけど。
生きてみなきゃ分からないよね。
女性にとって妊娠って大きな変化をもたらすんだなぁと感じた。
私の義姉も、妊娠によって大学を中退した。
甥を産む決断をしたのは、彼女自身。
今は本当に幸せそうだ。
私も、妊娠したかも、なんて思ったことは何度かある。(毎回してないけど)
女性なら何度かあると思う。
そんな時に感じるのは、やっぱり不安が一番大きいだろう。
学校、キャリア、お金。
問題は山積み。
だけど、産むのは自分自身。
たくさんの選択肢のなかで、なにを選ぶのか。
どうしたいのか。
大きな決断を迫られる。
何回か人生をシュミレーションできたらいいのに。
それができたら、つまらないか。
何が最善か分からない。
結局、自分で選んだのが最善だったって思いたい生き物なんだよね、人間。
何を選んだっていい。
その時、自分が納得いくまで考えて、選んだことだから。
それを信じて進むしかない。
人生は毎日が本番。
おわり