ゆるいの定義。
父がイニシエーション・ラブを読んでいたので一足早くオチまで読み進めてやった。わはは
見事に最後の2行まで何も考えずに読んでしまっていた。
通過儀礼の愛ね、なるほど。
ありがちな内容で淡々と進んでいただけに、そこから広がる世界は果てしない。
私は幸せな映画を観るたびにいつもハッピーエンドの裏側に胸を痛めていた。
物語をひとつの局面だけで観ることができなくなってしまって、ハッピーエンドを信じてやまないのに、私はそれから先が知りたいと思ってしまう。
絶対を捨ててしまった。
そうか、私は捨ててしまったのか。
ひとつで生きていくには捨ててしまわないと駄目なのか。
ふたつがひとつには絶対にならないと、それは諦め?
そっから先がわかんなくて、まだ途中です。しくしくと考えているよね。
嫌なんだよ、私はどこかでひっそりと信じている。
怖いよ、私も誰かの物語に組み込まれて一生表には出てこないかもしれない。
私が絶対を捨てなければ?
難しいんだよね、考えはじめてしまったら、何も考えてなかった頃には戻れない。
人との距離感は難しい、ゆるいの定義もわからない。
人はひとりなんだと感じずにはいられない。
だからこそ、誰かと絶対を追い求めたい。
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