伊勢湾台風物語から学ぶ台風12号
このたび、7月の豪雨により被害を受けられたみなさまに心よりお見舞い申しあげます。
今回、台風12号の変則的な進路にびっくりしているのは皆さまも同じかと思います。
今回は変則過ぎますが、中部や関東を直撃する南からの直撃コースをたどる台風は数年に一度の頻度で来ている気がしますが、
そんな台風が来るたびに、小学生の頃に学んだ伊勢湾台風を思い出します。
伊勢湾台風
昭和34年9月26日に潮岬(三重県の紀伊半島の先)に上陸した台風15号のことです。
三重県、愛知県に戦後最大の被害をもたらし、死者5000人を超え、阪神大震災が起こるまでは、戦後最大の自然災害と呼ばれていたそうです。
なぜ伊勢湾台風を思い出すのか
私の地元は豊橋で、伊勢湾台風の被害があったエリアのうちの一つです。
私が小学5年生ぐらいのころに、「伊勢湾台風物語」という本を学校から購入しました。
アニメ映画化もされており、学校でなんども見た記憶があります。
30年経った今でもストーリーは鮮明に思えてます。
私の中では、「火垂るの墓」に次いで、悲しくて見れない映画です。
東日本大震災と重なる高潮被害
そして、YouTubeで30年ぶりに見ましたが、
これは、30年前の出来事ではなく、7年前にあった東日本大震災のことのようにもみえました。
伊勢湾台風も高潮の被害が甚大で、町が海からの洪水で飲み込まれ、多くの方が犠牲になっております。
地震の津波とは、威力そのものが違うのかもしれませんが、多くの人が濁流に家ごと流されて命を落とした、という点では同じ災害ではないかと思います。
豊橋は教訓から救われた
私の父は、当時10歳ぐらいで伊勢湾台風経験者です。
「家が吹き飛ばされて、物置小屋も転がっていた」と語っていましたので、どれだけ威力がすごかったかが伝わってきます。
これはWikiからの情報ですが、
"安政東海地震での津波からの復興に伴い沿岸部からの集団移転が行われた豊橋市一帯では被害が軽減されることとなった"
これもまた、東日本大震災に共通する話で、
過去の教訓から早めの避難が行われ、高潮からの被害を最小限に抑えられた、ということになります。
とめどめなく、昔の記憶と伊勢湾台風について書いてしまいましたが、
過去から学ぶことが多くあり、今起きている災害も、未来の日本人の為に語り継いでいく必要があると感じました。
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