現代社会における新しいチャレンジとは?
最近、偶々「疲労社会」という本を手に入れた。その本には、現在、私たちの世代が直面している最も重要な問題は、不足ではなく過剰だと指摘した。これは思ったより大きなチャレンジだ。
例えば、物事不足の時代では、人間はあらゆる分野では、異質なものを認識し、それらを排除するか、或いは同化するかが行動原則だった。しかし、過剰な社会では、ありふれた選択肢からどうやって取捨選択するかが問われる。これは実に難しいことだ。
食べ物を例にすると、昔、人間は長期の飢餓に耐えるため、できる限りすべての栄養を吸収し、体に蓄えるように進化してきた。しかし、今はどうでしょう?お金さえあれば、どんな食べ物でも手に入るようになったため、栄養を摂取しすぎた結果、糖尿病、高血圧などの生活習慣病になってしまった。
食物だけでなく、現代社会においても、機会過剰、情報過剰、娯楽過剰、ほぼすべての分野では、過剰摂取による糖尿病的な問題が発生している。ですから、過去に直面していた問題は「外部からの侵略」でしたが、今、私たちが直面しているは「内発的な閉塞」だ。とある有名人が言ったように、今の企業は餓死することはめったにない。むしろ、大食いをして胃が破裂して(拡張しすぎ)死っすことが圧倒的に多い。