棋譜並べ日記#25 相掛かり
相掛かりの出だし。一直線棒銀の変化で、うまく成立しないことは知っているのだが実際遭遇するとよく間違えてしまうのでここでおさらい。
ここで▲８四歩と垂らすのが好手。
△同飛▲６六角△８二飛▲５六飛△４二銀▲８四歩
こうなれば先手良しである。
なぜ先に▲８四歩を打つかというと、▲６六角には△６四歩がある。
これは少々面倒。
以下の指し回しだが、ここでも的確に攻めをつなげる。
▲３七桂と一旦力を溜めて、△５二金に▲３四歩と仕掛ける。
そして△６四歩▲７五歩。
この将棋では▲９六歩と突いてあるのが大きい。銀をむしり取って▲８六飛と回るのが強烈になる。
この△８六銀は歩で取ってしまいたい気持ちになるが、▲５六飛から▲７五歩という違った狙い方もあることを覚えておきたい。
以下はなんとか後手が踏ん張ろうとしているが、▲８二歩△同飛▲５五角が厳しい狙い。
結局この斜めラインがずっとネックなのだ。急所を突かれた格好だ。
以下は一方的な展開である。他人の失敗から学ぶのは効率が良い。